元Jリーガー父&監督の存在「本当に恵まれてる」 王者を相手に番狂せ「勝ったことは良かったけど」

早稲田大学の海本慶太朗【写真:安藤隆人】
早稲田大学の海本慶太朗【写真:安藤隆人】

早稲田大学の守護神・海本慶太朗「最高の仲間と日本一の景色を見られたら」

 第100回関東大学サッカーリーグが4月4日、味の素フィールド西が丘で開幕した。開幕戦では、早稲田大学が昨年の王者・筑波大学と対戦し、2-1で勝利。この試合でゴールを守ったGK海本慶太朗は「勝ったことはよかったけど、細かいところをもっと突き詰めていければ」と振り返った。

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 雨が降るピッチで最後尾から声を張り、チームを引き締めた。失点はセットプレーからの1点のみで、流れの中ではゴールを許さなかった。試合終盤は筑波に押し込まれる展開が続いたが、後半39分、同41分と海本が好セーブを連発。昨季の王者を相手に堂々たる戦いぶりを見せた。

 昨季、関東2部リーグ2位で1部昇格を勝ち取った早稲田にとって、筑波との開幕戦は挑戦者として臨む一戦だった。チーム全体で「食ってやろう」という強い気持ちでこの一戦に挑んだ。

「筑波はやっぱり前回王者ですし、自分たちは2部から2位で上がってきたチームなので、ここでひとつ『早稲田が来たぞ』というのを見せてやろうと、みんなで話していました」

 海本が語ったとおり、早稲田は積極的な試合入りを見せた。前半2分にFW伊藤猛志が先制ゴールを挙げると、同22分にも伊藤が追加点を決めてリードを広げた。筑波にボールを保持される時間は長かったが、海本はチームの“矢印”が揃っていたことを勝因に挙あげた。

「後ろから見ていて、全員の矢印がしっかり揃っていたので。戦術面でもメンタル面でも、その両方が揃っていたことが、今日勝てた要因だと思います」

 かつてアルビレックス新潟などでプレーした父・海本慶治氏、横浜F・マリノスなどで活躍した兵藤慎剛監督という、2人の元Jリーガーの存在も、海本の成長を支えている。「自分の環境って本当に恵まれてるなっていうのを、つくづく思います」。大宮アルディージャU-15から早稲田へと進み、サッカーと真摯に向き合ってきたからこそ、慶治氏とのサッカー談義にも花が咲くようになったという。

「帰省した時などは、ずっとではないですけど、大学生になってからサッカーの話をするようになって、やっぱり楽しいですね。父も現役時代はディフェンダーだったので、その目線をすごく分かってくれる。結構いろいろ話します」

 昨季はリーグ後半戦から出番を掴み、1部昇格に貢献。チームとしての方向性も、個人としての覚悟も、すでに定まっている。「最高の仲間と日本一の景色を見たい」という思いを胸に、大学ラストイヤーに挑む。

「自分たちの同期は、本当にいい人たちなんですよね。その同期の笑顔を見るために、同期と一緒に日本一を見るためにやっていこうという気持ちが、自分の中で一番強いです。もちろん、関東リーグ優勝も目指しますけど、やっぱり自分たちは日本一を目指しているので。最高の仲間と日本一の景色を見られたらと思っています」

 父から言われた「謙虚でありなさい」という言葉を胸に、大学ラストイヤーで偉大な父、尊敬できる監督、最高の仲間たちと日本一に向かって進んでいく。

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