遠藤航を突き動かした「一緒に守ってくれ」 大怪我も執念のプレー続行「涙が出てしまった」

遠藤航が振り返る負傷の瞬間
日本代表MF遠藤航は、所属するリバプールでプレミアリーグ第26節サンダーランド戦に今シーズン初先発を果たした。しかし、その試合で足首を負傷し、担架でピッチを後にした。クラブ公式HPに掲載されたインタビューで、日本代表キャプテンは当時を振り返り、サポーターへの感謝を語っている。
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遠藤は身体を張った守備でサンダーランドのチャンスを防いだが、そのプレーの最中に負傷。「今でもよく覚えている。ボックス内にクロスが入ってきて、とにかくゴールの外へクリアすることだけを考えていた。全体重を左足にかけてしまい、ケガをしてしまった。もちろん、痛かったよ」と振り返る。
さらに「もうプレーは続けられないと思っていた。(それでも起き上がったのは)ロボ(アンドリュー・ロバートソン)に『CKを守らないといけない。できるなら一緒に守ってくれ。その後、もう一度倒れればいいから』と言われたからなんだ」と明かした。それでも、立ち上がろうとしたものの痛みは激しかったという。「ケガをしていてもチームを助けたかった。でも、本当に痛かった」と率直な思いを口にした。ドクターに歩いてピッチを出られるかと問われた際には「無理だと答えた。その時、少しだけ涙が出てしまった」と当時の心境を語っている。
その涙の理由は痛みではなかった。「痛みで泣いていたわけではない。ファンが僕のチャントを歌ってくれていた。それが大きな意味を持っていた。痛みが和らいだように感じたし、本当に感謝している」とサンダーランド戦での出来事を回想。「今シーズン、僕は多くの試合に出ていたわけではない。それでも5分でも10分でも、与えられた時間でチームを助けたいと思っていた。そんな中で、あの瞬間にファンが自分を支えてくれていると感じられたことは、本当に大きかった」と言葉に力を込めた。
担架でピッチを後にした遠藤は、ピッチ外でもサポーターの温かさに支えられたという。「負傷後、SNSでも多くのメッセージをもらった。本当に感謝している。僕のことを気にかけてくれて、大きな励みになった」と感謝を重ねた。
昨季プレミアリーグを制したリバプールは、今季リーグ優勝の可能性が消滅している。それでもUEFAチャンピオンズリーグとFAカップでは勝ち上がっており、2年連続タイトル獲得の可能性は残されている。「それが今シーズンの目標であることは、チーム全員が理解している。僕たちはその両方を勝ち取りたい」と語った遠藤。どんな状況でも、チームのために戦い続ける姿勢は変わらない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
















