組織力は「世界トップ」 イングランドにガチンコ…測る個の現在地「球際で勝てないと優勝ない」

ウェンブリーで調整した森保ジャパン【写真:岩本太成】
ウェンブリーで調整した森保ジャパン【写真:岩本太成】

イングランド相手に個で勝負

 日本代表は現地時間3月31日、ウェンブリー・スタジアムでイングランド代表戦に臨む。チケットは完売で超満員の9万人が駆けつける予定。FIFAランク18位の日本は同4位の強豪に立ち向かう。北中米ワールドカップ(W杯)優勝を目標に掲げる森保ジャパンにとっての試金石。スコットランド戦(1-0)は“組織力”で勝ち切ったが、イングランド相手に“個”が通用するか。真っ向勝負で挑む。

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 これ以上ない最高の舞台が用意される。31年ぶりに行われるウェンブリーでのイングランド戦。約9万人の超アウェーで、スタジアムを静まり返らせるのか、W杯優勝を目指すうえで重要な一戦だ。

「まずは完全アウェーということでチケットも完売と聞いていますし、私は30年以上前に(サブだったので)プレーはしていないですけどイングランド代表と戦わせてもらった。W杯で優勝を掲げて、ただ言葉ではなくて今の実力を積み上げてレベルアップしていくことが大切。明日の試合は世界トップクラスのイングランド対戦できるので、世界基準、W杯優勝基準、トップ基準で何ができるのか、厳しい戦いを通して力を見ていきたい」(森保監督)

 28日に行われたスコットランド戦では、前半は若手中心、後半から“主力組”が出場して1-0の勝利を掴み取った。特にゴールシーンでは、最終ラインから流れるようなパスワークで最終的にMF伊東純也が押し込んだ。交代選手10人含めてピッチに立った21人全員でもぎ取った1点。まさに組織力が光った。

「日本の攻守においての連係連動する力は世界に誇れるトップクラスものがあると思う。ただ組織力として戦うのは日本人が持っているメンタリティーでなくなることはない。ここからは個々で局面で勝っていく力を世界トップ基準にしていかなければならない。集団として代表を強くしていかないといけない」(森保監督)

 これまで、ドイツやスペイン、ブラジルなどW杯優勝国を相手に組織力を存分に発揮して逆転劇”を演じてきた。だが、イングランド戦はもう1歩先のステージに進まなければいけない。キャプテンのMF堂安律も頷いた。

「こういう相手に球際で勝てないとW杯優勝はないと思っている。オランダ代表と感覚的に近いのかなという意味で、初戦をすごく想定しやすいようなゲーム展開になると思う。球際の勝率を50:50でもいいかなと思っている。51じゃなくても、勝率が50:50だったら日本人の組織力で勝てると思う。ただ球際で負けると、組織力も戦術も何もなくなっちゃう。もちろん上回れたら理想ですけど、現実的に彼らプレミアリーグでやっているわけで。そういうのを含めてもしぶとくそういう勝率に負けていかない、球際をフィフティー・フィフティーに持っていくみたいなのは大事かなと思います」

 これまで欧州、南米の強豪を倒してきた森保ジャパンだが、指揮官は「相手の油断もあった」と分析する。イングランドはこれまで3度戦って1分2敗と未勝利。ガチンコで戦い、現在地を測る絶好の相手だ。北中米W杯メンバー発表前のラストマッチ。再び世界を驚かせる——。聖地で歴史を刻む。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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