当落線上メンバー「もう少しギラギラ感を」 代表OBが課題指摘も「守備の安定感は凄い」

【専門家の目|ハーフナー・マイク】日本はスコットランド相手に1-0で勝利
日本代表は現地時間3月28日、グラスゴー・ハムデンパークでスコットランド代表と対戦し、1-0で勝利した。この試合について元日本代表FWハーフナー・マイク氏が総括し、見えた課題と収穫について語った。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
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日本は現地時間31日のイングランド代表戦を見据えてか、主力組ではなくFW後藤啓介を最前線に、MF鈴木唯人とMF佐野航大のシャドーに起用。若手もピッチに送り込んだ。
試合は序盤から激しい攻防が繰り広げられ、スコットランドは前半8分、スコット・マクトミネイが決定的なシュートを放つも、日本の守護神・鈴木彩艶のセーブ。対する日本も佐野航大や藤田譲瑠チマが鋭いシュートでゴールを脅かし、田中碧のバー直撃シュートなど、互いに譲らない展開が続いた。
日本は前半、チャンスを作りながらも決定機らしい決定機はあまり作れず。ハーフナー氏は「もちろん普段一緒にやっていない選手たちで難しいのはある」と前置きしつつ、「もう少しギラギラ感というか、『俺が俺が』というやってやろう感をプレーで見せて欲しかった。当落線上の選手と考えたら少し物足りないですかね。W杯まで残り少ない中で、じゃあ前半の選手たちがアピールできたかっていうと、できていなかった印象」と言及した。
「佐野航大選手はNECで見せているほどのプレーを見せられていませんでしたし、もっとできると思います。後藤選手もそうだけど、もうちょっと競り合いとかでの粘りが欲しかった。前のアイデア、仕掛ける部分というか。ポゼッションもしていたし前半のうちにもうちょっとインパクトあるプレーがあればなっていう印象でしたね」
それでも「後ろの選手たちの安定感がさらにわかった」と安定した守備を見せたDF陣を評価。「後半の途中に主力が出てくるまでは、後ろの選手たちの安定感がすごい見えた。伊藤選手は攻撃面で配球もいいボール出していたし、ピンチもマクトミネイのシュートぐらい。怪我人があれだけ出ている中で、代わりに出た選手たちが最後までゼロで抑える。後ろの層の厚さは凄いと感じましたね」と、感嘆していた。
31日のイングランド戦は後半から出て来た主力選手が主にスタメン起用されると予想されるが、「前半でアピールをあまりできなかった選手たち、誰が途中からとかもそうですし、出るか分からないですけど、まだまだチャンスはある。1試合で評価は変わるので期待したいですね」と、途中からでの活躍に期待を寄せている。
イングランド代表は日本戦を前にGKアーロン・ラムズデール、DFフィカヨ・トモリ、FWドミニク・カルバート=ルーウィンら計8人がチームを離脱すると発表。主力を複数人欠くなかで日本と対戦する。
ハーフナー氏は「ケインもいるし、ラッシュフォードもキレキレだしメンバーは十分強い」と警戒。しかし「イングランド相手でも主導権は日本が握る気がします。そんなに差があるかって言われたら絶対ないですし、日本はやれると思うんですよね」と展開を予想した。
最後には「絶対どこの国も日本のことは舐めてないと思う。すごい楽しみな試合ですね」と締めくくった。互いに負傷者を抱えるなかで、日本がFIFAランク4位のイングランド相手にどこまで戦えるの注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)

ハーフナー・マイク
ハーフナー・マイク/1987年5月20日生まれ、広島県広島市出身。2006年に横浜F・マリノスの下部組織から昇格。福岡、鳥栖への期限付き移籍を経て、2010年に甲府に完全移籍。2011年にJ1で日本人トップの17得点を挙げ、日本代表に初選出。2012年1月にオランダ1部フィテッセに移籍。スペイン1部コルドバ、フィンランド1部ヘルシンキを経て、15-16シーズンはオランダ1部デン・ハーグに加入し、16得点を記録。その後は神戸や仙台などを経て、2022年に現役引退。日本代表は通算18試合4得点。現在はJ2甲府のクラブアンバサダーに就任し、ホームタウン活動やスクールコーチを務めている。




















