佐野兄弟、同時ピッチなるか コンビの可能性も浮上…ルーツは役割決定の1対1「兄貴は守りが好き」

佐野海舟と航大の兄弟出場、9か月ぶり再現なるか
佐野兄弟が3月28日の国際親善試合スコットランド戦で同時先発する可能性が出てきた。26日にグラスゴー近郊で公開された練習では兄・海舟と弟・航大でボランチに入る場面も見られた。前日25日の11対11では、同組で縦関係を形成。日本代表史上初の兄弟W杯出場に向け、抜群のコンビネーションを発揮する。
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約半年ぶりの“再会”だ。航大は追加招集となった昨年9月以来の代表入り。冷たい雨が降るスコットランドで、順番にバスから降りてきたり、パス回しで同じチームに入るなど仲の良さは見せてきた。25日に公開された練習では航大がシャドーに、海舟がボランチに入って同組でプレー。この日のフォーメーション練習では航大が2ポジションを務め、兄弟揃ってボランチに入る場面もあった。「お互い切磋琢磨してやっていければいいかな。ライバルだと思っているし、お互いに自分の武器を出すのに必死」(海舟)。W杯に向けてまずはそれぞれがアピールを目指す。
タイプの違う2人。そのルーツは兄弟で暇さえあれば取り組んできた1対1だ。海舟がディフェンス側を好んでいたことから、攻めるのはいつも航大。互いの長所はそうやって磨かれた。「兄貴は守りが好きやった。俺はオフェンスが好きになったはそれもあるかな、って」(航大)。ボール奪取能力に長けた兄と、マルチな才能で攻撃を生み出す弟と、生かし合う関係性となった。
一方で、今季は2人とも自分に足りない課題に取り組んだ。今季ここまでリーグ全試合フル出場の海舟はブンデスリーガ第4節アウクスブルグ戦(4-1)で1ゴール2アシストを記録するなど、持ち前の守備力にプラスして、ゴール前でのチャンスに絡んでいる。航大も兄負けず、ここまでリーグ全試合フル出場の鉄人ぶりを見せながら、28試合3ゴール7アシストと今季大ブレイク。航大は「今シーズンは守備のところもしっかりやり続けてそこに対する結果も出ている。守備から攻撃が自分の強み」と、2人揃って“苦手”を克服した。
過去には三浦兄弟(兄・泰年/弟・知良)が国際Aマッチ3試合で同時出場、佐藤兄弟(兄・寿人/弟・勇人)が2006年に途中出場で同時にピッチへ立った。佐野兄弟は昨年6月で共演。同時出場となれば9か月ぶりだが、兄弟でW杯切符を掴み取れば日本代表史上初だ。
「もちろん(2人でW杯にという気持ちは)ありますけど、まずは自分がしっかりアピールしないと」(海舟)
3歳差で中学校、高校、プロに入っても同じチームでプレーすることはなかった。再会したのがA代表のピッチ。「そうなりますよね(笑)」(航大)。常にお互いをリスペクトし、いち選手として接してきた。今でもその思いは変わらない。まだ見ぬ景色へ挑戦するだけだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



















