世界を倒すには? “W杯男”の分析「一番危ない」…欧州2連戦で解消すべき課題「頭なので」

マインツ戦に出場した堂安律【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
マインツ戦に出場した堂安律【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

W杯から逆算…堂安律が明かした3月シリーズで「結果以上に必要なもの」

 日本代表MF堂安律が3月24日、スコットランド・グラスゴー近郊で行われた英国遠征の練習初日に参加した。28日にスコットランド代表と31日にイングランド代表と対戦。MF遠藤航やDF長友佑都らリーダー役が不在のなか、背番号10が見つめる北中米ワールドカップ(W杯)への道筋とは。「結果以上に必要なものがある」と、組織としての底上げにフォーカスする。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)

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 最後にバスを降り、ゆっくりと練習場へ入った。主将の遠藤、経験豊富な長友、同世代で牽引してきたDF冨安健洋までもが負傷離脱した今シリーズ。背番号10の堂安に求められる役割は大きい。

「今(リーダーだと)思われているのもちょっと変やなと思うんですけど。前からそう思っといてもらうのが普通なはずなんで。『今さら?』っていう(笑)。変わらずに自分が感じたことを今までも発言してきたし、チームに必要だと思うことはくさずに伝えてきたつもり。その役割が与えられたとしてもそうじゃなくても変わらない」

 一方で、不変の堂安が強調したのが“臨機応変さ”。今回は2023年9月以来、2年半ぶりに欧州勢と対戦する。北中米W杯メンバー発表前では最後の活動。サバイバルの意味合いも持つが、堂安は組織的なフェーズとしてのレベルアップを求めた。

「もちろん結果は求めてますけど、なんかそれ以上に必要なものが今回はあるのかなと思ってます。本当に大会前最後の調整なので、いわゆる本当に細かいところのすり合わせ。そういう細部が試合を決めてしまうというのは、僕も今まで何回も経験しているので」

 そのなかで必要なのは「ゲーム運びの共通認識」。例えばカタールW杯ではドイツ戦、スペイン戦ともに先制点を許しながらも2-1での逆転勝利を飾った。最大の理由は追加点を与えなかったことだ。

「『これで日本、これでOK』という感覚をちょっとでも持っておくというのはチーム全体として共有しておくこと。逆に1-0で勝っている時に後半頭なって2点目取りに行くのか45分守り切るのかとか、話し合いの中で変わっていくと思う。そういうのは『頭』なので。それは体じゃないし技術じゃない。頭の中なので、そのすり合わせは必要。でも決め打ちは一番危ない」

 だからこそ、流れ、状況、雰囲気……すべてを把握したうえで方向性を決めていく。「空気を読んで、フィーリングを読んで。選手の疲労とかも。もちろんベースはあったとしても、決めてしまうと臨機応変さがなくなると思う。対応できるようにしていきたい」。流動的な変化こそが、森保ジャパンの強みで北中米W杯までも高めていかなければならない。世界を食い、頂点へたどり着くための唯一の道。「勝つための空気」をいかに作り上げるか。堂安律の、森保ジャパンの、真価が問われる2試合となるはずだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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