9戦ノーゴール「言われて気付いた」 上田綺世、3か月ぶり弾の真相「誤魔化しながらというか」

スコットランド戦に向けた練習に臨む上田綺世【写真:岩本太成】
スコットランド戦に向けた練習に臨む上田綺世【写真:岩本太成】

今年に入っての無得点は負傷が原因

 日本代表FW上田綺世が3月25日、スコットランド・グラスゴー近郊で行われた英国遠征の練習に参加した。28日にスコットランド代表と31日にイングランド代表と対戦。所属のオランダ1部フェイエノールトでは今年に入ってリーグ9試合、公式戦12試合連続ノーゴールだったが「怪我と付き合いながらだった」と明かした。

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 試行錯誤を経て、エースが万全で戻ってきた。かなり冷え込んだグラスゴー近郊。この日は11対11でスコットランド戦を想定した戦術の確認を公開した。上田は相手側と見られるシステム4-1-4-1の1トップに後藤啓介と交代しながら入った。欧州勢との2連戦は北中米W杯メンバー発表前、最後の活動で重要な試金石となる。

「アジアでプレーするよりもより世界基準に近い相手。イングランドもスコットランドも、欧州でぷれーしている選手が多いというのはいい挑戦の場になると思う準備してレベルの高い相手にぶつけるというチャンスでいうと素晴らしい2試合になると思う」

 ただの暗くて長いトンネルではなかった。3月8日、エールディビジ第26節NACブレダ戦で2ゴールをマーク。昨年12月6日の第15節ズウォレ戦以来、約3か月ぶりの得点だった。序盤戦で18ゴール挙げてから、2026年に突入して初ゴール。誰もが、苦悩の時間だと感じていた。だが、上田が置かれていた状況は違った。

「僕自身は普通に同じようにプレーしていた中で、怪我があった。怪我の詳細は言えないですけど、それを誤魔化しながらというか、プレーしながら良くしていく方針でいたけど、なかなかコンディションもパフォーマンスも上がらなくて。どういう風にその怪我と付き合って……どういう風に良くしていくかっていう作業が1月、2月にあった。3月になってそれが少しずつ軌道に乗って、それが結果になって出てきた」

 もちろん「怪我のせい」という言い訳はしない。100パーセント、万全な状態でプレーできるために約3か月を費やした。状況を打開して掴んだゴール。だからこそ12戦ノーゴールも「メディアの方に言われて気付いた」。ひたすら目の前の課題に取り組んでいたからこそだ。

 北中米W杯には絶対的エース、上田が必要不可欠。パワーアップしたストライカーがゴールという唯一無二の回答を示す準備は整った。グラスゴーの寒風を切り裂くような、エースの咆哮が待ち遠しい。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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