守田英正がまさかの落選「層の厚さは凄い」 代表OBが持論…熾烈なポジション争いは「今が史上最高」

【専門家の目|太田宏介】選外となった守田英正について言及
日本サッカー協会(JFA)は3月19日、英国遠征に臨む日本代表(SAMURAI BLUE)メンバー26人を発表した。ポルトガル1部スポルティングMF守田英正が選外となったなか、日本代表DF太田宏介氏は「今が史上最高のポジション争いをしている」と言及している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
【PR】ABEMA de DAZN、2/6開幕『明治安田Jリーグ百年構想リーグ』全試合生配信!毎節厳選6試合は無料!
◇ ◇ ◇
アジア最終予選では主力してチームを牽引し、W杯へ導いた守田。コンディション不良や負傷などにより昨年3月シリーズを最後に代表から遠ざかっていた。
そんな守田は1月のリーグ戦からスポルティングでもスタメンに復帰。現地時間3月18日に行われたUEFAチャンピオンズリーグのFKボデ/グリムト戦にも先発出場し、大逆転でのベスト8進出に貢献した。
「代表のボランチの層の厚さは凄いと思います。田中選手、藤田選手、佐野選手、そして鎌田選手、彼らもめちゃくちゃいいですからね。もちろんこれまでの貢献度とか戦術理解はあるので、すぐ呼んでも森保監督が求める水準に達してる選手だと思いますが、他の選手の成長も目を見張るものがありますよね」
森保ジャパンにおいて守田と、そして負傷離脱中の遠藤航が鉄板ボランチとしてアジア予選でチームを牽引し、W杯へと導いた。
「ここ数年日本代表を引っ張ってきた両ボランチがいない中での若手の成長速度は改めてすごいんだなと。田中選手は前回のW杯で見せた本番の強さ、ドイツで評価を高めている藤田選手、そしてもう鉄板の佐野選手。さらに鎌田選手もいてってなると、『確かに入る隙ないよな』ってそう思わせるこの日本代表のボランチは、今史上最高のポジション争いしているんじゃないですかね」
森保監督もメンバー発表会見で守田について「彼の戦術理解度で言えば、試すというより、いつでも代表の舞台に戦力として入ってこれるだけの力はあると評価しつつも、全体の競争のバランスも見ています」と言及していた。
その点について太田氏も「多分森保監督もいろんなシミュレーションをしていると思うんですよ。対戦相手にそれぞれ勝てる状況、負けてる状況を考えつつ、ある程度今頭の中にある先発11人の中で、じゃあ途中から出した時に流れを変えられる、守りを固めるであったり、そういった時に起用できるベストな選手を森保さんが今日発表していると思うんで。そこに名前がないっていうところが、競争レベルの高さと、本当に難しい選択だけど、非常に重い判断をしなきゃいけなかった森保監督、非常に酷な仕事ですよね」と言及していた。
それでも所属するクラブでコンディションを上げている守田について「ピッチに立つ時間が増えてきて、アピール材料はたくさんあると思う。誰が見ても守田選手が途中から入ってきた時の安心感、流れを変えられるゲームチェンジャー的な役割、さらに戦術理解・IQの高さはあると思うので、全然まだまだここからチャンスはありますよね」と解説する。
そして太田氏は「現状で佐野選手+誰かだと思う」と、マインツでフル出場を続け、守備において躍動する佐野海舟は当確だとし、「そうなると攻撃で違いを作る、鎌田選手になるのかなと。その組み合わせが一番いいんだろうなと思います」と佐野、鎌田コンビを推している。
最後には「競争激しいですね。本当最後まで分からないですよね。過去一番W杯メンバー発表で、サプライズというか波乱が起きそうな雰囲気がありますね」と言い締めくくった。
本大会まで3か月を切ったなか、ここから誰が滑り込み、誰が落選するのか。欧州では約2か月となった残りのシーズンが非常に重要となってくる。
(FOOTBALL ZONE編集部)

太田宏介
太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。



















