遠藤保仁が認めた左足「いいシュート持っている」 8年ぶり再会…“18歳差”元相方に示した感謝

パナスタで再会したマテウス・ジェズスと遠藤保仁コーチ【写真:柳瀬心祐】
パナスタで再会したマテウス・ジェズスと遠藤保仁コーチ【写真:柳瀬心祐】

マテウス・ジェズスが古巣戦で衝撃の2ゴール

 V・ファーレン長崎は3月8日、明治安田J1百年構想リーグの第5節でガンバ大阪と対戦し2-3で惜敗した。2018年、G大阪に所属した28歳が8年ぶりの“凱旋”。衝撃の2ゴールで恩返ししたFWマテウス・ジェズスはかつてコンビを組んだ名手との再会を喜び、受けた影響を語った。

新作『サカつく2026』をJクラブ社長2年目の細貝萌が体感 経営の醍醐味を体験できるリアルな世界観とは?

 左足を磨き、磨き、磨いた8年間。当時20歳だったM・ジェズスがJ1の舞台に帰ってきた。以前の本拠地パナスタで圧倒的なパフォーマンスを発揮。先制を許した前半21分、中央約27メートルの位置でフリーキック(FK)を獲得。キッカーのM・ジェズスが左足を振り抜くと、壁の間のピンポイントを、弧を描いてネットを揺らす高技術の直接FKを決めた。

 さらに6分後には相手DF中谷進之介のパスを高い位置で奪い、FWノーマン・キャンベルからM・ジェズスへ。反転して左足を一閃し、再び巻いて落とす衝撃のミドルシュートを決めた。

「(FK弾は)まずはターゲットにだけ当てようと思ってGKの手前に変化があればいいなと思い切り打った。2点目はボールを受ける前、後ろを振り向いた時には誰も相手がいなかったのでいいトラップができてゴールに繋がったと思う」

 試合前、どうしても会いたい人がいた。G大阪の元日本代表MF遠藤保仁コーチだ。8年前、まだ20歳でボランチを務めていたM・ジェズスは遠藤コーチとコンビを組んだ時期があった。「ものすごくパンチのあるいいシュートを持っている。ポテンシャルのある選手」。当時から遠藤コーチは才能を秘めていた左足を絶賛。今、J1で暴れ回るM・ジェズスにとっても大事な時間だった。

「ガンバにいる時間は短かったけど、遠藤さんからたくさんのものを学んだ。ボールが来る前のスペースの読み方、相手がいないところでボールを受ける。遠藤さんは凄かった。今のプレーにも活用しています」

 だからこそ、駆け寄ってハグした。感謝の気持ちだった。「当時、色々聞けて良かったな、という思いを込めて」。当時のレヴィー・クルピ監督が獲得を熱望し、半年間の在籍だったが、パナスタで確かな経験を積んだ。

「素晴らしいスタジアムに戻ってこられた。すごく幸せな瞬間だった。ガンバ相手にゴールを決められて良かった」

 試合は2-3で敗れた。だが、2得点はスタジアムに訪れたファン・サポーターの心に刻み込まれた。慕った遠藤コーチから授かった知性と、磨き抜いた左足が放った輝きは、J1の舞台で再び旋風を巻き起こすという、確かな証だった。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング