韓国代表として「周りから見られる」 変化した自覚…孫興民らから刺激「肌で感じた」

鹿島のキム・テヒョン「仙台と鳥栖での経験で今の自分がいることになる」
鹿島アントラーズは3月7日、J1百年構想リーグ第5節で東京ヴェルディと対戦し、2-0で勝利した。この日も相手フォワードに仕事をさせず、鉄壁の守備で貢献したのが韓国代表DFキム・テヒョン。「A代表を経験したことでモチベーションは高くなりました」と、自覚を持って充実のシーズンを送っている。
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「まだまだ試合はありますし、今の首位は正直に言って意味があるものではないと思いますし、最終的に1位にならなければいけないと思います。王者としてのプレッシャーに負けないようにしていきながら、もっともっと良いパフォーマンスを出して、この1位というのを揺るぎなくしたいと思っています」
貫禄の試合運びで首位をキープした一戦を、こう振り返ったキム・テヒョン。「昨シーズンが終わってから、ずっとこの大会を考えながら準備をしてきました。キャンプ期間中もそこを意識しながらやってきましたので、自分としても充実しているのではないかと思っています」と今季にかける思いは人一倍強い。
3日で北中米ワールドカップ(W杯)まで100日を迎えた。「もちろん行きたい大会ではあります」としながらも、「鹿島でやることをしっかりやるのが第一だと思っています。そこに行ければと思っていますが、鹿島でのパフォーマンスを第一に考えながらやっていきたいなと思っています」と意識しすぎない。
昨年7月のE-1選手権で、韓国代表に初選出。「A代表を経験したことでモチベーションは高くなりました。A代表の選手として周りから見られますので、そのプレッシャーに負けないように、もっともっとやらなければいけないなと思っています」。自覚を持ったことで、鹿島でのプレーにも好循環が生まれた。
韓国代表ではMFソン・フンミン(ロサンゼルスFC)、DFキム・ミンジェ(バイエルン)ら、世界を知る選手たちから刺激を受けた。「世界のトップに行くために何が大事なのか、どういうプレーをしなければいけないのかというのを常に見て、自分が経験して肌で感じて、すごく充実していました」と振り返る。
2022年からベガルタ仙台、2024年にはサガン鳥栖でプレーしたキム・テヒョン。「仙台と鳥栖での経験で今の自分がいることになると思いますので、本当に皆さんに感謝しながら、これからもやっていきたいと思っています」。W杯に出場すれば、古巣のサポーターにも成長した姿を見せることができるはずだ。
そんな充実したシーズンを送っているが、鬼木達監督からの評価は意外にも手厳しい。「まだまだ練習の中では自分も注文がかなり多い。もっと自分がどういうプレーヤーになりたいかとか、そういうものを強く押し出していけるような選手になっていけるともっともっとチームを助けられる」と期待が大きい。
これを聞いたキム・テヒョンは、思わず苦笑い。「自分が目指しているところはまだまだ上なので、それを目指すためにもこれ以上やらなければいけないと思っていますし、もっともっと良いプレーをしていかなければいけないなと思っています」。成長を続けている25歳。間違いなく飛躍の1年になりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)












