名門降格なら「約500億円超の損失」 勝ち点1差で…英紙指摘「あまりに大きなリスク」

かつてトッテナムに所属したガレス・ベイル氏が指摘するクラブの補強戦略
イングランド1部トッテナムは、プレミアリーグ屈指の財力を誇りながらも、現在は降格圏までわずか勝ち点1差の16位と深刻な低迷に喘いでいる。直近15試合でわずか7ポイントの獲得に留まるなど、かつてない危機に直面。英メディア「BBC」は、仮に降格という「考えられない事態」が現実となった場合、クラブが被る経済的損失は2億6100万ポンド(約500億円)に達する可能性があると報じている。
【プレミアリーグ2025-26開幕】U-NEXT サッカーパックが全試合を独占配信 気になる登録方法は?
記事では、降格によってチケット収入や放映権料が激減すると分析している。昨季、トッテナムは世界で9位となる6億9000万ポンド(約1311億円)の収入を記録したが、2部降格となればその基盤は崩れ去る。「BBC」は「これほどのリソースを持つクラブが降格することは本来不可能に近い」と前置きしたうえで、「今の彼らはあまりにも大きなリスクにさらされている」と、名門の現状に警鐘を鳴らした。
チケット価格の下落も避けられない。現在は1試合平均76ポンド(約1万4000円)という高額な設定だが、2部リーグで同様の金額を維持するのは困難だ。また、ナイキ社やAIA社との高額なスポンサー契約にも「降格条項」が含まれており、支払額が大幅に削減されるという。「BBC」は、選手の給与を50パーセント削減する条項があるとしても、膨大なスタジアム運営費や従業員の維持費が経営を圧迫すると伝えている。
この窮状について、クラブOBの元ウェールズ代表FWガレス・ベイル氏は、近年の消極的な投資姿勢が原因だと分析している。ベイル氏は「彼らは完成された選手を獲得しようとしない」と指摘。さらに「今の時代、良い選手を獲得するには8000万ポンドから1億ポンドを投じる必要がある。ビジネスの観点からそのギャンブルを避けてきた」と言及しており、他クラブのようなリスクを負わない姿勢が今の凋落を招いたと論じている。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















