2-0から逆転負け「我々に欠けていた」 浦和監督が言及…鮮明になってきた「前半型」

浦和のマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】
浦和のマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】

浦和のマチェイ・スコルジャ監督「相手を走らせてキープすることができれば」

 浦和レッズは鹿島アントラーズと2月28日のJ1百年構想リーグの第4節で対戦し、2-0とリードしたところからの3失点で逆転負けを喫した。「前半型」が鮮明になってきているチームの課題も垣間見えた。

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 埼玉スタジアムの事情もありアウェー3連戦でスタートした浦和は、勝ち点7を稼いで乗り切った。待ちに待ったホーム開幕戦には5万2841人の観衆が集まり、何度もタイトルを争ったライバル鹿島との対戦。そのボルテージを力に変えるかのように、風上の前半に勢いが付いた。

 前半14分、右サイドでDF関根貴大が縦にロングボールを送ると、受けたMF金子拓郎が一気に突破して回り込む。ゴール前を見極めて送ったラストパスに大卒ルーキーFW肥田野蓮治が詰めて先制点を手にした。肥田野は開幕のジェフユナイテッド千葉戦に続く2得点目。さらに前半19分には、MFマテウス・サヴィオのコーナーキックをDF根本健太が頭でつなぎ、ファーサイドで主将のMF渡邊凌磨が押し込み2-0とリードを広げた。

 前半終了間際に不運な部分もあるDF関根貴大のハンドによりPKを与えて1点を奪われたが、全体的に見れば前半は浦和がうまく運んだゲームだった。しかし、後半の立ち上がりに風上に立った鹿島が勢いを出したときに、浦和はそれを断ち切る、あるいはそれをいなすようなプレーができずに押し込まれてしまう。そして、後半10分にセットプレーで失点して追いつかれてしまった。

 関根はこの時間帯について、「相手の背後をつくプレーがちょっとずつ減ってきてしまい、足下にボールがいったときにセカンドボール拾われてしまう状況が続いていたので、それをどうひっくり返すか」として、風下の環境について「最終ラインからのロングボール1本で難しいんであれば、中盤を経由してボランチのとこから背後を狙う、サイドの連携で背後を狙うのはもっと意図的にやるべきだったし、そういうのができないと流れを取り戻せなかったのかなと思う」と振り返る。

 マチェイ・スコルジャ監督は「後半は立ち上がりにハイプレスを掛けましたが、その後はミドルブロックでカウンターを狙う指示を出しました」としたものの、前半から飛ばしていたチームは強度が落ちていった感が否めず、ボールも安定しなくなった。「ボールをキープしながらプレーすることは本日の我々に欠けていました。よりボールを握ってプレーする時間帯を練習で実行している部分でもあります。我々が動かしながら相手を走らせてキープすることができれば、違う試合になったかもしれません」と話すが、その点での厳しさは垣間見えた。

 今季の4試合で7得点を挙げている浦和は、昨季の得点力不足という課題には改善傾向が見える。一方で、そのうち4得点は前半20分までに記録され、立ち上がりから強度と圧力を掛けていくプレーはできている。その勢いを継続しつつ、90分の中のどこかでコントロールしながら戦いきる部分を身に着けることができるかは、安定した試合展開と勝ち点の確保に避けては通れない道になりそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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