28歳日本人はJリーグで「抜けている」 すでに超絶FK弾2発…代表OBが絶賛「W杯に行ってほしい」
FC町田ゼルビアは2月21日、明治安田J1百年構想リーグの第3節で東京ヴェルディと対戦した。2-2の末PK戦で敗れたなか、町田の日本代表FW相馬勇紀が決めた鮮やかなFK弾を元日本代表DF太田宏介氏が絶賛している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)

【専門家の目|太田宏介】相馬勇紀が決めた鮮やかなFK弾に脚光
FC町田ゼルビアは2月21日、明治安田J1百年構想リーグの第3節で東京ヴェルディと対戦した。2-2の末PK戦で敗れたなか、町田の日本代表FW相馬勇紀が決めた鮮やかなFK弾を元日本代表DF太田宏介氏が絶賛している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
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「いやーすごいですね」
東京Vのホームに乗り込んだ町田。試合は0-0で折り返し膠着した展開のなか、後半24分に凄いゴールが生まれる。ゴールから約30メートル離れ、やや左寄りでFKを獲得した町田は、ボールの後ろに相馬とDF中山雄太が構える。同時に走り出し、中山が直前で止まり相馬が右足を振り抜くと、低弾道の鋭いシュートは壁の横を抜け、GKマテウスの手をかすめながらネットへと吸い込まれた。
「狙うにしてもちょっと厳しいよなと思って見ていました。相馬選手もいろんな球質蹴れるんで。曲げて落とせもするし、ああいう低い弾道で、かつ回転もかかっててキーパーの前でワンバウンドするから、あれはまた処理が難しい」
相馬に注目が集まるゴールとなったが、太田氏は東京Vの壁と、町田が緻密に準備してきたものだと、現在もクラブに携わり古巣でプレーしていたからこその解説をする。
「ヴェルディが2人しか壁を置いてなかったじゃないですか。町田はキッカーとマテウス選手のちょうど間、ゴールを隠す位置に林選手を置いている。あれは絶対黒田監督が意図的に置いていると思う。相手GKにとってすごく嫌な位置に選手を立たせるあのプレー、めっちゃ練習でやるんですよ。僕がいた頃から超綿密にやっていた。相馬選手だけのゴールに思われがちですけど、隠れMVPは林選手だと思う。あそこに蹴れる相馬選手が凄いですけど、チームとして準備してる形がどのFKの位置になっても実行できる、その共通意識はすごいなと思いました」
相馬はこの試合だけでなく、開幕戦の横浜F・マリノス戦でも遠い位置から相手GKの逆を取りFK弾を沈めていた。また、昨季よりも脅威が増しチームを牽引している。
「昨季もそうでしたけど、今季も怖さというか、サイドからの仕掛け、クロス、シュート、セットプレーも含めて今ちょっと抜けてますよね。僕名古屋で一緒にプレーしてましたけど、めっちゃ居残り練習するんですよ。なのでピッチ上での活躍は全然運とか偶然じゃなくて、努力をしてる選手が結果につながるんだなって。普段の練習の成果の賜物だなと思います」
相馬は森保ジャパンにおいてコンスタントに呼ばれてはいるものの、当落線上の選手であるのは間違いない。太田氏は「絶対W杯に行ってほしい。やっぱりJリーグから行くのはより厳しいと思いますけど、今のパフォーマンスなら十分可能性はあると思いますね。期待したいです」と、太鼓判を押す。W杯本大会まで3か月を切っているなか、果たして北中米行きの切符を勝ち取ることができるのか注目が集まる。

太田宏介
太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。












