相手翻弄の一撃「メッシもよくやっていた」 代表OB絶賛…24歳日本人は「ステップアップしてほしい」

シント=トロイデンの山本理仁【写真:(C) STVV】
シント=トロイデンの山本理仁【写真:(C) STVV】

【専門家の目|太田宏介】シント=トロイデンのMF山本理仁が今季5G目

 ベルギー1部シント=トロイデンのMF山本理仁が現地時間2月21日、リーグ第26節のデンデル戦で今季5ゴール目をマークした。元日本代表DF太田宏介氏がゴールシーンを解説した。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)

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 山本は中盤でスタメン出場すると、1-1で迎えた後半22分に圧巻ゴールを決める。ペナルティエリア内でMF伊藤涼太郎からボールを受けると、ややマイナスにドリブルでカットインをして左足を振り抜く。グラウンダーのシュートは、ゴール右隅へ吸い込まれていった。

「このシュートの形はメッシとかもよくやっていた、マイナス気味に運んで相手が足出してくるところを狙って股通して、ニアに突き刺す。左足の選手独特の感覚がよく出てるシーンだと思うんですけど、あの間合いの作り方と迷いなく振っていく思い切りの良さ、すごく技術の詰まったゴールだったなと思いますね」

 山本は今季で所属3シーズン目となるが、1年目は28試合、昨季は18試合で無得点。さらに大半が途中出場と実力発揮ができず。それでも今季ここまで躍進するチームを牽引し、ここまで1試合の欠場のみで25試合5ゴールとキャリアハイをマークしている。

 太田氏は山本の成長について「まずはこの試合でもすごく山本理仁の存在感が際立っていた。昔はアンカー的なイメージがヴェルディの頃から強かったですけど、今季ミドルや、エリア内での侵入が急増している。守れて、かつ攻撃で試合を決められる中盤に成長しているなという印象です」と言及している。

「今後どうなるか分からないですけど、シント=トロイデンの中盤でいうと、鎌田選手、遠藤選手だったりが、経由して飛躍していきましたし、年齢的にも24歳で全然遅くはないと思う。いかにも『ザ・日本人』らしい中盤の底の選手が、このシント=トロイデンでさらに価値を高めて、ステップアップしてほしいなと思いますね」

 まだ24歳でステップアップの可能性もある山本。今冬にはブンデスリーガからの数百万ユーロ規模のオファーがあったが、クラブは放出を拒んだとされているなか、夏には再び去就が注目されそうだ。

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太田宏介

太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。

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