節目の”100”「3つめでたくて」 ピッチに君臨した代表MF…重なった3つの喜び「勝ってスッキリ」

WEリーグ100試合目の出場でゴールを決めた成宮唯【写真:(C) WE LEAGUE】
WEリーグ100試合目の出場でゴールを決めた成宮唯【写真:(C) WE LEAGUE】

INAC神戸レオネッサMF成宮唯が決勝弾

 WEリーグの優勝を争う大一番、昨季優勝の日テレ・東京ヴェルディベレーザと初年度優勝のINAC神戸レオネッサによる首位決戦は、INACが2-0で勝利した。MF成宮唯はWEリーグ発足から100試合目のゲームで通算100試合出場を達成し、バースデーゴールが決勝点になった。

【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!

 ベレーザがアジア女子チャンピオンズリーグ(AWCL)に出場するため消化が1試合を多いものの、勝ち点35で並ぶ大一番。全体的にベレーザがボールを支配する立ち上がりで迎えた前半31分、INACは右サイドのDF水野蕗奈にボールが渡ると縦に突破。中央へのラストパスに成宮が入り込んで右足シュートを決めた。後半に入りラスト30分ほどは追い込まれたベレーザが猛攻を見せるも、後半41分には中盤で成宮がボールを奪ったところからFW吉田莉胡へつなぎ、最後は水野が押し込んで試合を決定づけた。

 通算100試合出場、誕生日、決勝ゴールと3つの喜びが重なった。ファン・サポーターの前で祝福された成宮は「3つめでたくて、結果よかったなと思います。負けたり引き分けたりだったら、やってもらえなかったと思うし、勝ってスッキリできてよかった」と笑顔だった。

 INACの宮本ともみ監督は、この大一番に「立ち上がりはだいぶ硬くて、ウォーミングアップから緊張している選手もいた。そういう中で、経験のある選手が引っ張ってくれた」と話す。その一人である成宮について「トレーニングのウォーミングアップから取り組みが一流。それを若い選手に見せてくれるし、どんな練習でも手を抜くことがない。生活の面でもサッカーに全てをささげて、ピッチ内外でチームを引っ張ってくれている。皇后杯でタイトルを逃してチームが少し自信を無くす中でも彼女が引っ張って鼓舞してくれた」と、全幅の信頼を話した。

 成宮は今後、国内組で選ばれた3人のうち1人として、なでしこジャパンの一員として、女子ワールドカップ(W杯)の予選を兼ねたアジア選手権に臨む。「今日の勝ちは本当に大きいと思いますし、その勢いで代表に行けるのは自信にもなります」と先を見据えた。代表チームで長く活躍した宮本監督も「なでしこも彼女が目標とする場所だと思いますし、彼女の良さをしっかり出してもらいたいので、期待しています」とエールを送った。

 WEリーグ全体で、発足から今節がちょうど100試合目だった。リーグ創設のタイミングでINACに移籍してきての通算100試合出場は、ケガなく起用され続けてきたことの証でもある。

 試合後には「100」のバルーンを持ち、バースデーケーキのハットを被り、チームメートも祝福。走力、強度、技術を兼ね備えた国内屈指の万能型MFが、大一番を制したチームの中心に君臨していた。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング