浦和監督が提示した勝利の共通点「120」 達成すれば15試合中10勝…J1で重要なデータ

浦和のマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】
浦和のマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】

スコルジャ監督「総走行距離が120キロを超えた試合が13試合ありました」

 浦和レッズは2月21日、J1百年構想リーグの第3節で横浜F・マリノスと対戦して2-0で勝利した。マチェイ・スコルジャ監督は、昨季に13試合のうち8勝3分を記録した際に共通するデータの存在を明かした。

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 浦和は前節のFC東京戦で負傷したFW松尾佑介や、開幕2試合で好プレーを見せていたDF宮本優太が欠場となった。最前線には横浜FMのハイプレスに対して背後を突くために、開幕戦のジェフユナイテッド千葉戦でゴールした大卒ルーキーFW肥田野蓮治を起用。最終ラインは昨季フル稼働したブラジル人DFダニーロ・ボザを今季初出場のピッチに送り出した。

 そのゲームは立ち上がりにプレスの掛け合いと背後の取り合いでヒートアップしたが、徐々に膠着した。指揮官は「少しロングボールが多い立ち上がりになってしまいました。ただしそれは、しっかり規律を守ったなかでのプレーでしたし、それを90分続けることが重要でした」と振り返る。そのなかで、後半に2得点して勝利を掴み取った。

 試合後の記者会見でスコルジャ監督は規律のあるプレーが「(この試合の)総走行距離121キロにもつながったと思います」と話す。試合2日前の定例会見でも、「千葉戦の120キロと比較すれば(FC東京戦の)総走行距離が116キロでしたので少し減っています」と、このデータについて言及していた。

 その理由について指揮官は「私にとって最初のシーズン(2023年)と比べてもJリーグは強度が上がっていると思います。しかし、現代サッカーはその方向に向かっています。切り替えも早く、マンツーマンでの守備も多くなりました。昨年のデータを見ても、総走行距離が120キロを超えた試合が13試合ありました。そのゲームのなかで8勝3分でしたから、それがいかに大事かと分かると思います」と、好成績の共通点として重要な指標だと明かした。

 昨季の13試合と今季の2試合を合わせれば、総走行距離120キロを超える運動量を出せたゲームは15試合で10勝3分2敗の勝ち点33ということになる。今季、今まで以上に全体を押し上げた積極的なプレスに打って出る姿勢を見せているだけに、そのプレスの強度と奪ったときのスピードアップ、あるいはプレスの頭を超えられたときの戻るスピードやカバーリングの両面から、運動量の下支えがチームの成績につながっていると言えそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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