PK”ど真ん中”セーブは「情報与えたくない」 代表復帰へ…目指す北中米「アピールする意味で大切な大会」

名古屋GKシュミット・ダニエルがPK戦で2本セーブ
名古屋グランパスは2月15日、J1百年構想リーグの第2節でガンバ大阪と対戦し0-0でPK戦までもつれた一戦は、GKシュミット・ダニエルが2本セーブし勝ち点2をゲットした。
新作『サカつく2026』をJクラブ社長2年目の細貝萌が体感 経営の醍醐味を体験できるリアルな世界観とは?
圧巻セーブの数々だった。名古屋は今季新たに”ミシャ”ことミハイロ・ペトロヴィッチ監督を招聘し、新シーズンに臨んでいる。初陣となった8日の開幕戦・清水エスパルス戦を1-0で白星発進したチームは、2節でG大阪のホームに乗り込んだ。
序盤から名古屋が前線の3人に向けてロングボールを出し、こぼれ球から二次攻撃を仕掛ける展開から何度もチャンスを作るが決められず。流れは徐々にG大阪に傾くと、後半の立ち上がりは一転して防戦一方に。
それでも後半4分にはFW食野亮太郎のミドルをシュミットが難なく弾き、9分の鋭いシュートも好反応から左手一本でスーパーセーブ。ピンチをしのぎチームを救った。そしてPK戦までもつれ込んだ試合は、1人目が互いに決めたあとのG大阪の2人目。キッカーはMF名和田我空が務めたが、シュミットは相手にどちらにも飛ばず、真ん中のシュートを読んでセーブした。
このシーンについて、「これに関してはあんまり情報を与えたくないというか、自分なりの考えた結果でした」と振り返った。
そして名古屋も1人外した状況で迎えた4人目、DF中谷進之介のコースも完璧に読んでセーブ。名古屋もDF徳元悠平が止められたものの、G大阪5人目のFW唐山翔自のシュートが枠外へ外れ、名古屋の勝利が決まった。
PK戦では、最後のシュート以外4本コースは当たっていたシュミット。「映像は見てないけど、どこに蹴ったかっていう情報は入れていて。でも相手もそれを見て変えてくる部分もあると思うし、自分のルーティンで蹴る人か、変えて蹴る人か、そこの見極めを自分なりにしながら対応したつもりです」と、開幕戦でもPK戦を戦っていたG大阪のキッカー情報は入れていたと明かした。
そしてPK戦の前には元日本代表GK楢崎正剛コーチから「『ダンがいなかったら0-0じゃないし、もう本当今日はダンの日だと思うから、思い切り自分を信じて。データ気にせず、全然やっていいんじゃない?」って、強い背中を押してもらいました』と、チームのレジェンドとのやり取りがあり、自分なりの考えで臨んだ。
そして特別シーズンのルールとして導入されているPK戦。今節でもJ1で10試合中6試合も実施され、よりGKにスポットが当たるシーズンとなっている。
「できる限り相手を惑わして、蹴るのを難しくさせる。今日止めたことによって、次の相手も多少考えてくると思うので、考えさせることが一番大事だと思う。PKはそこを頑張ります」
シュミットは23年冬にベルギー1部シント=トロイデンから同国のヘントへ移籍。しかし出場機会を得られず、昨季名古屋へと加入した。そして加入会見でも「W杯に出るため」に日本に帰って来たと言及していた。
「カタールW杯でPKで負けた時もその場にいた一人だし、PKで勝つことの重要さは、W杯においてすごい大事なので。そこに向けてアピールする意味では、大切な大会だとは間違いなく思います。Jから何人選ばれるのかわからないですけど、自分はチームを勝利に導けるように毎試合準備して、試合を迎えられればいいかなと思います」
2023年9月から代表は遠ざかっているなか、今月34歳になったベテランGKは北中米行きの切符を掴み取れるのか、特別シーズンの活躍次第では復帰も見えてくるはずだ。





















