大迫の古巣1860ミュンヘン、2部からアマチュア4部降格の悲劇 3部登録期限に間に合わず
今季入れ替え戦で敗れ3部降格、クラブ大株主が3部登録料の支払いに難色で悲劇続く
ケルンの日本代表FW大迫勇也がかつて所属した古豪1860ミュンヘンは今季入れ替え戦で敗れ、3部降格が決まった。本拠地アリアンツ・アレーナでは激怒のサポーターが客席を破壊するなど暴動に発展し、機動隊も出動する騒動となったが、悲劇はここで終わらなかった。3部リーグ登録期限に間に合わずに、4部降格の憂き目を見ることになるという。
1860ミュンヘンは5月30日にアリアンツ・アレーナで行われたプレーオフ第2戦でヤーン・レーゲンスブルクに0-2で敗れて3部降格が決まった。この試合ではチームが降格濃厚となった後半35分過ぎからゴール裏のサポーターが暴動を起こし、座席を破壊した一方、花火などをピッチに投げ入れるなど荒れた展開となり機動隊が出動。試合が10分間中断となる事態に発展していた。
1965年にドイツリーグを制覇した古豪は2014年に大迫もプレーしていたが、3部降格の憂き目を見た。そして、さらなる悲劇が待っていた。
1860ミュンヘンは公式ツイッターで「株主とTSV1860は合意に至らず。ライオンズはDFB3部のライセンスを受けられないことになりました」と発表。3部登録期限の6月2日午後3時半までに登録手続きが完了しなかった。
クラブの大株主が3部リーグ登録料の支払いに難色を示した結果、チームはアマチュアリーグに降格し、バイエルン州の地域リーグで来季プレーする見通しだという。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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