「二度とプレーできないと思った」 爆破事件で負傷したドルトムントDFが恐怖の瞬間を告白

バルトラが独誌に語る 「最初の5分か10分間は動けなかった」

 ドルトムントのスペイン代表DFマルク・バルトラは、28日にドルトムント市内で行われたDFBポカール優勝記念パレードで誰よりも喜びを表現していた。手すりから身を乗り出し、歌い、踊り、サポーターと歓喜を分かち合った。喜びの裏側には、二度とサッカーができないかもしれないという恐怖が存在したという。ドイツ紙「キッカー」で、バルトラが4月11日に遭遇した悪夢を振り返っている。

 バルトラを悲劇が襲ったのはUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝、モナコとの本拠地第1戦の直前だった。ドルトムントの移動バスが爆破事件の標的となり、バルトラは割れた窓ガラスの破片を手首に受け、チーム唯一の負傷者となった。

「攻撃された時に、僕はもう二度とプレーできないと思った。最初の5分か10分間は動けなかった。何も聞こえなかった」と爆破後の衝撃について語ったバルトラは、病院に緊急搬送された。

「ドクターが手術の後、全ては上手くいく、1カ月後にはプレーできると言ってくれたことは、筆舌に尽くし難い、最も美しいニュースだった」

 

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