ACL浦和撃破の済州に韓国メディア称賛の嵐 「Jリーグ最高チームを沈めた秘訣」と特集

ACL16強第1戦、ホームの済州が浦和に2-0勝利 韓国紙「長所消し去ったのが勝因」

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16の第1戦で、ホームの済州ユナイテッド(韓国)が浦和レッズに2-0と勝利した。韓国メディアは今季、Kリーグ・クラシック(1部)で現在首位を走る同チームの攻撃的な試合運びを高く評価するなど称賛の声が相次いでいる。

 スポーツ紙「スポーツ朝鮮」は、「済州の相手はACLグループリーグで最強の攻撃力を誇る浦和レッズだった。F組で浦和は6試合で18得点。チョ・ソンファン監督は『浦和はビルドアップとワンツータッチでゴールに迫るプレーが優れている。その対策として徹底した守備、特に1対1と組織的な守備で失点しないようにしたい』と語っていたが、公言した通りの試合運びになった」と報じた。

 さらに同紙は「浦和の攻撃に苦戦した済州だったが、GKキム・ホジュンの安定したプレーが光ったし、キム・ウォニル、クォン・ハンジンの闘志溢れるディフェンスで失点させなかった。相手の長所を消し去ったのが勝因」と伝えた。

 サッカー専門誌「FourFourTwo韓国版」は「Jリーグ最高チームを沈めた秘訣」との見出しで、今季の済州の勢いについて紹介。同誌は「浦和はゲーム中、常にボールを支配していたが、決定的な場面を作ることができなかった。済州は現在、国内リーグ首位でスピード感溢れる攻撃、整った守備、バランスのある組織力で破竹の勢いで勝利をつかんでいる。リーグで12試合24得点、ACLでもラウンド16までの7試合で14得点を決めている」と伝えた。さらにチョ・ソンファン監督は「選手たちは責任感と使命感を持っている。それはKリーグのプライドだ。精神的な部分の姿勢がいい」とJリーグ勢との対決には特別な意味があるとのコメントも残している。

 Kリーグ勢で唯一ラウンド16に残った済州は、リーグ制覇とともに、アジア制覇も虎視眈々と狙っている。

【了】

金 明昱●文 text by Myung-wook Kim

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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