上田綺世の活躍は「一過性」 15戦18発も…オランダ英雄は懐疑的な姿勢「確信に至っていない」

ファン・バステン氏が上田綺世について言及した
オランダ1部フェイエノールトの日本代表FW上田綺世は、直近のリーグ戦ズヴォレ戦で前半だけでハットトリックを達成するなど4得点の活躍を見せた。得点ランキングの首位を独走するが、オランダのレジェンドは懐疑的な姿勢を変えていないようだ。
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上田はズヴォレ戦で4ゴールを決める活躍で、ここまでリーグ15試合で18ゴールという試合数を上回る驚異的なペースで得点を量産している。当然ながら得点ランキングの首位に立っているが、2位はPSVアイントホーフェンのMFフース・ティルの10ゴールとあり、ダブルスコアに近い差をつけている。
チーム成績は首位のPSVから勝ち点6差の2位につけるフェイエノールトだが、その総得点は41点とあり約40%を上田のゴールが占めている。
そのような状況だが、地元メディア「VoetbalPrimeur」によると、元オランダ代表のストライカーで、かつて代表監督も務めたマルコ・ファン・バステン氏は上田に対する懐疑的な姿勢を崩さしていないようだ。
ファン・バステン氏は上田について「彼が見せているプレーは素晴らしい」としつつも、「必ずしも素晴らしいとは言えない試合もある。確かに空中戦は強いしヘディングも上手い。もちろん、彼とフェイエノールト、そしてロビン・ファン・ペルシー(監督)の活躍を願っているが、まだ確信に至っていない」と上田について言及した。
もっとも、ファン・バステン氏は「もしかしたら、私が言っているのは単なるナンセンスなのかもしれない。彼はすでに18ゴールも決めているのだから」と、ゴール数への評価はしている模様だ。
それでも、ジャーナリストのイムケ・クルトワ氏が「問題は、彼がこの調子を何シーズンも維持できるかどうかだ。彼がトップストライカーになれるかどうか疑問視されていることも理解できる」とコメントすると、ファン・バステン氏も同調して、上田のパフォーマンスを「一過性のもの」として捉えていると話したという。
ファン・バステン氏は上田に対する批判の急先鋒になっている感があるが、このレジェンドストライカーに称賛の言葉を与えるしかないほどの活躍を見せた時、上田は世界トップクラスのストライカーとしての地位を確立しているかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















