鹿島・鬼木監督「最高であり最強」 9年ぶり9度目リーグ制覇…就任1年目で悲願達成

鹿島を率いる鬼木達監督【写真:徳原隆元】
鹿島を率いる鬼木達監督【写真:徳原隆元】

「今日の雰囲気、最高であり最強でしたね」

 鹿島アントラーズは12月6日、メルカリスタジアムで行われた明治安田J1リーグ最終節で横浜F・マリノスと対戦し、2-1で勝利した。就任1年目で9年ぶり9度目の優勝へ導いた鬼木達監督は試合後に「今日の雰囲気、最高であり最強でしたね」と語り、ホーム最終戦での劇的なリーグ制覇を総括した。

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 前節からスタメンにMF松村優太とMF荒木遼太郎を起用して臨んだ一戦。前半21分、右サイドを突破した松村のクロスから、こぼれ球に反応したFWレオ・セアラが押し込み先制した。前半27分にFW鈴木優磨らが小競り合いで警告を受けるなど激しい展開となったが、1-0で折り返した。後半12分にはレオ・セアラが右サイドからのクロスを頭で合わせリードを広げた。終了間際にMF天野純に1点を返されたが、2-1で逃げ切った。

 試合終了の笛が鳴ると、スタジアムは歓喜に包まれた。「選手たちに楽しんでほしい」と送り出した指揮官だが、「僕は楽しめなかったですけど、最高でした。本当に嬉しい。もう言うことないです」と本音を吐露。「たまたま自分が監督のタイミングで優勝できましたけど、やっぱりこの9年間の悔しさみたいなのが一つになって今日の勝利になったと思います」と喜びを噛み締めた。

 シーズン当初は独走優勝を掲げていた。「ギリギリでした。でも独走したいと思ったのは、選手の鹿島アントラーズというチームを背負う責任感が、就任当初思っていた以上に強かった」と回顧。「今日競ったゲームじゃない状態で迎えたかったですけど、メンタルのところも本当に成長するんだなというぐらい頼もしいです」と選手の成長に目を細めた。最後はサポーターへ「鹿島最高!」と熱い言葉を送り、常勝軍団の復活を宣言した。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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