憧れスターから指導「もう夢みたい」 鹿島10番の17歳…驚いた「キックの質もすごい」

U-17日本代表の平島大悟「鹿島ではバリカンで吉田の髪を切っています」
U-17日本代表は11月14日、FIFA U-17ワールドカップが開催されているカタールのドーハでトレーニングを行った。ノックアウトステージの南アフリカ戦を15日に控え、さらなるゴールへの意欲を見せたのは、MF平島大悟(鹿島アントラーズユース)。「得点に関わるというのが自分の特徴」と活躍を誓った。
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クループステージ初戦のモロッコ戦で、貴重な追加点を決めた平島。「取りたいという気持ちは、ワールドカップの前からあって。最初にああいうゴールを決められて良かったですけど、他にも決められるチャンスは何回かあったので、もっと決めたいという自分の欲はあります」と、まだまだ決めるつもりだ。
茨城県神栖市出身で、幼少期からの鹿島ファン。「小学生に上がる前くらいから試合を見に行ったりして、ずっとアントラーズのファンです。自分を育ててくれたというか、自分の選手像というか、鹿島のスタイルを身につけさせてくれたのは地元でした」。17歳にして「鹿島イズム」はすでに沁みついている。
幼少期に憧れたのは、現在はアカデミーのテクニカルアドバイザーを務めている小笠原満男氏。「試合のときは、満男さんしか見ていなかったです。今はユースのコーチとして一緒に帯同してくれて、もう夢みたいです」。レジェンドの姿を間近で見て「守備がすごくて。キックの質もすごい」と驚きの連続だ。
また、今回のメンバーには鹿島からDF元砂晏翔仁ウデンバ、FW吉田湊海も選出されている。トップチームの練習に参加している2人とは「バチバチやり合って、日々切磋琢磨しています」と対抗心も燃やすが、ピッチから離れると仲良し。「鹿島ではバリカンで吉田の髪を切っています」と笑顔を教えてくれた。
鹿島ユースでは10番を背負っているが、廣山ジャパンでは背番号13。「今回13番ということで、柳沢(敦)さんが代表でつけていた番号なので、そこはありがたいです。これは偶然なのですが、何か縁があるのかな」と平島。縁起の良い番号でさらにゴールを決め、ノックアウトステージを勝ち進んでいきたい。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)




















