復帰の浦和FWは「大空翼の異名をとった」 苦難の4年半に海外注目「登録さえされなかった」

バルサで主力も…右大腿の腱断裂で長期離脱 2021-22シーズンは登録外
浦和レッズFW安部裕葵は、J1リーグ第34節の横浜F・マリノス戦(0-4)に途中出場し、実に4年半ぶりとなる公式戦復帰を果たした。海外メディアは、かつてスペインの名門バルセロナに在籍し、「日本のファンたちから『リアル大空翼』と見なされていた」と、そのキャリアに改めてスポットライトを当てている。
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安部は敵地での横浜FM戦で、チームが0-4と大量リードを許す苦しい展開のなか、後半36分からピッチに立ち、「かつて『大空翼』の異名をとった安部裕葵が4年半ぶりに再び出場した公式試合」であったと伝えている。
1999年生まれの安部は、2017年に鹿島アントラーズでプロキャリアを開始。2018年にはJリーグのベストヤングプレーヤーに選出され、クラブワールドカップ準決勝のレアル・マドリード戦でも印象的な活躍を見せた。
2019年6月には20歳で日本代表デビューを果たすと、その1か月後には移籍金110万ユーロ(約1億7000万円)でバルセロナへ移籍。加入初年度は「バルサBチームの主力としての地位を確立し、4ゴールを記録した」とその活躍ぶりを振り返った。
しかし、順風満帆に見えたキャリアは2020年に暗転する。安部は「右大腿の腱断裂という重傷を負い、6か月以上の離脱」を余儀なくされた。復帰後、安部はチーム内での序列を失い、2021-22シーズンに至っては「登録さえされなかった」と、スペインでの苦難を伝えている。
2023年7月、バルセロナBとの契約満了に伴い、安部はフリーで浦和レッズに加入。しかし、Jリーグ復帰後もなかなか出場機会を得られない日々が続いていた。安部が最後に出場した公式戦は2021年5月であり、今回、4年半という長いリハビリと苦難の時を経て、ついにピッチへ戻ってきた。
(FOOTBALL ZONE編集部)





















