失点に絡んだ場面を猛省「自分がカットできていればなかった」

　日本代表は10月10日、パナソニックスタジアム吹田で行われた国際親善試合でパラグアイ代表と対戦し、2-2で引き分けた。ボランチで先発出場したMF佐野海舟は試合後、「失点を重ねてしまったっていうのはすごく課題だなと思います」と語り、この一戦を総括した。

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　MF遠藤航が不在の中、MF田中碧とボランチを組んだ佐野。立ち上がりから激しい展開となるなか、日本は前半21分に先制点を献上する。しかしその5分後、佐野のパスからFW小川航基が同点ゴールをマーク。一時は逆転に成功したかに思われたが、後半19分に再びリードを許す苦しい展開となった。試合はアディショナルタイムにFW上田綺世のゴールでなんとか追いつき、ドローで終えた。

　試合の入りについて「守備から入るっていうのは意識してましたし、相手の球際にまずは負けずに、勢いを持っていかれないことを意識して入りました」と振り返った佐野。しかし、2つの失点を喫した現実を重く受け止める。「失点をしてしまうのは仕方ないことだと思いますけど、しそうな展開で失点してしまった。そういうときにどれだけボランチとしてしっかり状況を見て把握してできるかっていうのが、まだまだ足りないなって思います」と反省の弁を述べた。特に2失点目のシーンについては、「その前に多分くさびを入れられたと思うんですけど、そこで自分がカットできていれば（失点は）なかったかなと思います」と、自身のプレーに課題を見出した。

　一方で、同点ゴールにつながった縦パスについては「常に前の選択肢を見るようには言われているんで、自分としてもそこが課題だと思ってます」と、攻撃面での意識を口にした。代表で持ち味を発揮した手応えを掴みつつも、「きょうの結果だと自分も満足はできないですし、もっともっとできることがあったかなとは思います」と満足はない。「次が大事だと思いますし、次に継続しつつ、より成長した姿っていうのを見せなといけない。勝利に対して貢献したい」と、さらなる成長を誓った。