「インテルのレベルに達した選手は誰もいない」 長友の“良き兄貴分”が低迷する古巣を一刀両断

「ピオリには不当な結末」と解任された指揮官に同情したカッサーノ

 インテルは昨夏に中国企業の蘇寧グループがクラブを買収し、積極的な補強に乗り出したが、現在7位と予想外の不振に陥っている。9日にはステファノ・ピオリ監督が解任されるなど、今季に入って3人の指揮官が退任する異常事態。イタリア杯決勝に首位ユベントスと4位ラツィオが勝ち進んでいるため、勝ち点3差の6位に浮上すれば来季UEFAヨーロッパリーグ出場権を手にする可能性が高いとはいえ、迷走する古巣に対して元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノは、「インテルのレベルに達した選手は誰もいない」と一刀両断している。

 昨季サンプドリアを退団し、現在はフリーの身となっている天才は、地元テレビ局「イタリア1」のサッカー番組に出演。2012-13シーズンに所属したインテルについて質問を受けた。

「ピオリには不当な結末となった。彼は良い人間だ。彼はチームとともにシーズンを全うすべきだったんだ」と、解任された監督に同情の視線を送ったカッサーノだったが、選手に対しては厳しかった。

 

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