伊東純也が向き合う“コンディション”問題「年齢的にも」 熟考の末に下した古巣復帰の決断

足首の負傷は「完全ではない」
日本代表MF伊東純也が現地時間9月2日、米カリフォルニア州バークレーでの練習に臨み、新天地ベルギー1部ヘンクへ移籍した覚悟を語った。今夏はフランス2部へ降格したスタッド・ランスを退団し、古巣へ復帰。欧州主要トップリーグで日本人唯一の背番号10を付けて、来年のW杯を目指す。同6日に迎える国際親善試合メキシコ戦では「強い相手とできる」と32歳が意気込んだ。
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FIFAランク13位の格上、メキシコ。17位日本にとってはいかに攻撃で持ち味を発揮できるかが鍵となる。伊東は「ひさびさに強い相手とできるのでいいこと。出たら結果を出すことと、足首(の怪我)は言い訳にならないんで、結果を出したい」と、気を引き締めた。
スタッド・ランスの一員として臨んだプレシーズンのジャパンツアーでは足首の負傷もあり、出場時間が限られた。それでも日本のファンのため数分でも……と3試合ともピッチに立ち、縦横無尽に駆け回る姿を見せた。新シーズンに入っても怪我と向き合いつつ、試合に出場している。
「ちょっとは良くなったと思いますけど、完全ではない。(ヘンクでは)2、3か月サッカーができていなかったので徐々にという感じですけど、プレー時間を増やしてできているので、ここからどんどん上げて行ければ」
古巣のヘンクを決断したのもコンディションを重視したことが理由の1つ。
「(移籍は)だいぶ考えましたね。欧州に残るのを第一優先に考えて、どこでやるのかを考えましたけど。ヨーロッパリーグもあるし、怪我をしていたのもあるので、コンディション的にもわかってくれるところがやりやすい。(W杯に向けても)年齢的にも自分はコンディションを上げて100パーセントを出していければいいかなと。最大限に上げていければいいかなと思います」
伊東が万全なら先発でもジョーカー的な役割でも相手の脅威になることができる。森保ジャパンには欠かせない存在だ。W杯から逆算して取った選択。メキシコ戦では躍動した姿を期待したい。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)




















