町田戦の膝蹴り「その行為がサッカーなのか」 VAR介入せず…JFA説明「向き合わないと」

レフェリーブリーフィングで佐藤隆治JFA審判マネジャーがコメントした
日本サッカー協会(JFA)は8月27日にレフェリーブリーフィングを実施。7月20日のJ1第24節、東京ヴェルディとFC町田ゼルビアのゲームで、町田のFWオ・セフンがDF谷口栄斗に対して膝蹴りをした場面について質問がされ、佐藤隆治JFA審判マネジャーは研修会において「VARの透明性や見ている方の納得度には向き合わないといけないという話をした」とコメントした。
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後半34分、町田のコーナーキックの場面でオ・セフンはボールと関係ない場所で谷口の腹部に膝蹴りを入れていた。山本雄大レフェリーは特に反則は取らず、その後にオ・セフンと谷口のところでコミュニケーションを取るにとどめていた。また、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入もなかった。
佐藤マネジャーは「ヴェルディとも個別に話し、審判員とも研修会をした」として、「GKのところの接触にフォーカスしてしまうのは自然だが、同時に複数の事象が起こり得るのがサッカーなので見落とさずに拾っていくか。結果的に僕らが望んでいること、VARの透明性や見ている方の納得度には向き合わないといけない」と話す。
そのうえで、「その行為がサッカーなのか、サッカーでないのかということも含めて。VARの怖さの1つかもしれない。なければ逆に『VARがないからね』と理解してもらえるかもしれないものの、VARでどうやっていくかという話をした」という。
現場ではオ・セフンと谷口が山本レフェリーを交えたコミュニケーションも含め収まっているような状況にあったとはいえ、佐藤マネジャーは「VARの使い方も含め改善点はあるが、映像がジャッジに用いられるトップカテゴリーの中で、現場が収まっていても使うべきものは使っていかないと透明性は担保できなくなってしまう」と、VARが介入すべきだった場面だったと示唆しながら話していた。



















