キックオフで外に蹴り出し…新戦術の狙いとは? 敵陣深くで「プレッシャーをかけて」

札幌の荒野拓馬「相手コートでしっかりと守備からはめてプレッシャーを」
北海道コンサドーレ札幌は8月23日、J2リーグ第27節でヴァンフォーレ甲府に2-1で勝利した。柴田慎吾監督は就任2試合目での初勝利を飾っただけではなく、新たな戦術も披露。後半のキックオフでボールを大きく外に蹴り出したMF荒野拓馬は「プレッシャーをかけていくというところですね」と意図を語った。
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この日の甲府は最高気温38度の猛暑日で、キックオフ時点でも30度を超えていた。この条件にもかかわらず、札幌は前半からオープンな展開を選択。ハードワークでボールを握り、荒野は「思い切って相手のコートでプレッシャーをかけていこうという意識だったので、入りは良かったかなと思います」と話した。
すると前半17分にFWマリオ・セルジオ、前半30分にDFパク・ミンギュが決めて2点先制に成功。前半35分に1点を返されたが、リードして折り返した。スタミナ面について、「ベンチで準備してくれるチームメイトがいるので、特にそこは心配していなかったです」と明かした荒野。ペースを落とさず守り切った。
「僕たちは毎試合毎試合、勝つしかないと思っているので、大事な一戦でしっかり勝つことができて良かったです。僕的にはここから勝たせていかないといけない。前回ああいう形で負けてしまったので、まずは勝てて良かったなと」
そんな一戦で、柴田監督が新たな戦術を披露。後半のキックオフで荒野がボールを大きく外に蹴り出した。荒野によると、「相手コートでしっかりと守備からはめて、プレッシャーをかけていくというところですね」。欧州サッカーではブームの兆しもあるが、Jリーグで採用しているチームはまだ少ない。
柴田監督と仕込んでいた戦術だと明かした荒野。「前回立ち上がり悪かったので、今回そういうので相手コートでやろうという意味も込めて、初めてでしたけどやってみました」と敵陣深くには蹴り込めなかったが、「今後もそういう試合はあると思うので、自分たちの形にできればと思っています」と語った。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)





















