開幕後も続くベンチ外「医師に聞いて」 中村敬斗の現状に監督言及「戻ってくるの待っている」

移籍を希望しているとされる中村敬斗
フランス2部スタッド・ランスに所属する日本代表MF中村敬斗は、8月11日の2025-26シーズン開幕戦となったアミアンSC戦に続き、16日の第2節のギャンガン戦も欠場した。プレシーズンマッチの日本ツアーにも帯同しなかった中村は、移籍を希望しているとされている。しかし、クラブは欠場理由を「病気」と発表。その状況について、フランスメディア「lunion」が報じている。
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
昨季はリーグ・アンでチーム最多11得点を挙げた中村だが、チームは2部に降格。今シーズン、1年でのリーグ・アン復帰を目指すクラブは、すでに2節を消化した。しかしピッチ上やベンチに昨季のクラブ得点王の姿はない。
ギャンガン戦の行われたスタジアムにも姿を現さなかったとされる中村だが、コーチングスタッフや首脳陣は、待ち望まれているという。記事によれば、ギャンガン戦後、欠場した中村の状態を問われたカレル・ゲラールツ監督は、「診断書を発行した医師、つまり敬斗が診断を受けた医師に聞いてみろ。クラブドクターではない人物だ。彼の診断書はあるが、今、手元にはない。それが私の状況だ。クラブの姿勢ははっきりしている。我々は彼を頼りにしているし、彼は優秀な選手だ。彼が回復してチームに戻ってくることを待っている」とコメントし、クラブと対立している中村の診断書を書いたと医師にこの件を委ねたと報じている。
試合の2日前、ジャン=ピエール・カイヨ会長も中村の近況を問われたが、「この件は膠着状態にあって、9月まで状況が変わらないだろう」と問題が長期化する可能性を示唆している。それでも、指揮官が欠場理由について医学的な理由と繰り返す中村に関して「いつでも練習に参加して構わない」と話し、クラブに残留することを強く望んでいる様子を窺わせた。
シーズン終了後には北中米ワールドカップも控えている重要なシーズンだけに、中村のコンディションと動向は、非常に気がかりなところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)





















