58歳現役の日本人は「真の開拓者」 プロ40周年の快挙に海外驚嘆「黄金のページを刻み続ける」

アトレチコ鈴鹿の三浦知良【写真:産経新聞社】
アトレチコ鈴鹿の三浦知良【写真:産経新聞社】

7月6日にプロ40周年記念試合が行われた

 元日本代表FW三浦知良は、7月6日に行われたJFL第15節のアトレチコ鈴鹿対ヴィアティン三重戦に先発出場した。カズの「プロ40周年特別記念試合」と銘打たれた一戦は3-3のドローに終わったが、今季初のスタメン出場を果たしたカズは自身の持つJFL出場記録を58歳130日に伸ばした。この快挙は海外でも報じられ、メキシコメディア「Record」も「三浦知良はサッカー史に黄金のページを刻み続ける」と伝えた。

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 この試合、前半45分のみのプレーとなったカズは、Jリーグ開幕前から現在も多くの注目を集める存在だ。58歳となった今も現役選手としてプレーを続け、ゴールを狙い続けている。

「Record」は記事で「スポーツで40周年を迎えることはなかなかない。恵まれているし、幸せ。続けられるならずっと続けていきたい。ただ、今みたいに毎日みんなと一緒に練習するのは、自分で言うのも変だが本当に大変なんですよ。だからこそ頑張らないといけない」と、試合後のカズのコメントも伝えた。

 またカズのキャリアについて、1986年にブラジルの名門サントスでプロデビューを果たし、1993年にヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)でJリーグの初代MVPに選ばれたことなどを紹介。「三浦知良はキャリアを通じて、日本サッカー界の真の開拓者だった。セリエAのジェノア、ディナモ・ザグレブ、シドニーFC、ポルトガルのオリベイレンセなどでプレーしている。また、ヴィッセル神戸、京都サンガF.C.、横浜FCなどのユニフォームも来た。彼の功績はタイトルの枠を超えており、まだ引退を考えていない競技に対する情熱、長寿、献身を象徴している」と、伝えている。

 日本にプロリーグもなく、サッカーの人気が低かった頃からプロ選手として駆けてきたカズ。プロ40年目のシーズンは、どのようなものとなるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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