クリスティアン・キブ新監督とはインテルでともにプレー

　イタリア1部インテルは6月9日、クラブOBのクリスティアン・キブ氏が新監督に就任することを発表した。日本代表DF長友佑都（FC東京）は“盟友”に「成功してもらいたいですね」とエールを送った。

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　現在44歳の元ルーマニア代表のキブ氏とはインテルで、4シーズンにわたりプレー。左サイドのポジションを争うこともあった。「まずは驚きましたね」と明かしたうえで、「僕も競争しましたけど、すごくいい関係で、彼と過ごした思い出があるのでね」と当時を思い返した。

　キブ氏は今年2月に日本代表GK鈴木彩艶が所属するイタリア1部パルマの監督に就任。初めてのトップチームの指揮となったが、降格圏にいたチームを16位に浮上させて残留に導いた。「監督としての経験は多くないと思いますけど、パルマで彩艶がいい監督だと言ってました」と明かした。

　インテルは今季のUEFAチャンピオンズリーグで準優勝に導いたシモーネ・インザーギ前監督が、サウジアラビア1部アル・ヒラルの監督に就任。その後任として、キブ氏に白羽の矢が立った。

　今月14日に開幕するFIFAクラブワールドカップ（W杯）から指揮を執り、グループリーグでは浦和レッズとも対戦する。「強いインテルが戻ってきているのでね。インザーギが素晴らしいチームを作ったんで、それを上回るような成績を残してほしいなと思います」と期待を寄せた。