前田大然の去就に注目

　日本代表FW前田大然は今季公式戦33得点とゴールを量産し、欧州中のクラブから注目を集める存在となっている。トルコ1部フェネルバフチェ移籍の噂も浮上しているが、本人は移籍を急いでいないと現地メディアが報じた。セルティックは来季のチャンピオンズリーグ（CL）に向けて、“前田中心”のチーム作りすべきとの声も挙がっているようだ。

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　前田は今季リーグMVPなど個人タイトルを総なめにした。国内3冠こそ逃したが、リーグ4連覇とリーグカップのタイトル獲得に大きく貢献した。そんなストライカーに対してて、ジョゼ・モウリーニョ監督が率いるトルコの強豪フェネルバフチェが獲得に動いている。

　セルティック専門メディア「The Celtic Star」によれば、セルティックは前田に2500万ポンド（約49億円）の値札を付けている。フェネルバフチェは2024年に獲得したモロッコ代表FWユセフ・エン=ネシリの1950万ユーロ（約32億円）がクラブ史上最高額であることを考えると、セルティック側の要求額に応じる可能性は低いと見られる。前田自身もセルティック退団を急いではおらず、「フェネルバフチェへの移籍は考えていない」と予想されている。

　また、現在解説者を務める元イングランド代表GKポール・ロビンソン氏は英メディア「Football Insider」に対し、前田が来季もチームの中心として活躍することに期待するコメントを残していると伝えている。

「セルティックのファンは前田大然が退団することを望まないだろう。彼がチームに与えたインパクトを見れば、巨額の入札が必要になる。彼はまだ27歳で多くのものを提供できるし、来季はヨーロッパでの戦いもある。CLに向けて彼を中心としたチームを作り上げたいはずだ。1月にはロジャーズ監督が望む新戦力を獲得することはできなかった。サポーターの視点からすれば、彼のような選手を監督から引き離すことはできないだろう」

　FW古橋亨梧（スタッド・レンヌ）の退団後に絶対的エースとして躍動した前田。来季もセルティックのユニフォームを着て戦うのか。それとも移籍か。今夏の動向から目が離せない。