「夢は膝よりも価値があった」 靭帯損傷のイブラに捧ぐ“不屈の天才”バッジョの名言

「私は不運よりも強いと証明したかった」

「手術後2週間で、私は体重を12kg失った。私は食べていなかったし、感情的で肉体的な痛みのために、いつも泣いているだけだった。その時、タオルを投げ込むことを考えなかったと言えば嘘になるだろう。だが、私は全力を尽くして、自分自身に挑戦しなければならないと言い聞かせた。私は不運よりも強いと証明したかったし、この夢は膝よりも価値があった」

 W杯出場への思いが、手術後の落ち込み切った気持ちを奮い立たせたのだという。結果的にこの日韓大会への出場は叶わなかったが、不屈の闘志が天才をピッチに復帰させた。

 イブラヒモビッチは引退説を一蹴し、「前よりも強くなってピッチに戻る」と豪語している。かつての天才バッジョのように、カリスマストライカーは華麗なる復活を遂げることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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