10番・久保建英の後悔「一瞬止まってしまった」 紙一重の一振り「責任を感じてます」

10番・久保が後半19分から途中出場
日本代表MF久保建英は、6月5日の2026年北中米ワールドカップ(W杯)最終予選のオーストラリア戦に途中出場。際どいシュートを決められず「すごい責任感じてますし、あそこまで余裕があったんだったら決めるべきだった」と悔やんだ。
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3月の時点で本大会出場を決めていた日本は、招集メンバーを14人入れ替えるなどフレッシュな顔ぶれで臨んだ。森保一監督はスタメンにいずれも初出場のDF関根大輝、MF平河悠、MF俵積田晃太の3選手を起用。他にも昨年1月24日以来の出場となるMF佐野海舟ら、代表チームでの出場経験の浅い選手たちを並べた。しかし、ミドルブロックから中央を固めるオーストラリアを崩せず、後半19分に久保とMF中村敬斗が送り込まれた。
そのなかで迎えた後半35分、久保は相手のクリアボールを拾うと、ペナルティーエリア内にドリブルで侵入。得意の左足をおとりに右へ持ち出すと、ゴール正面から右足シュートを放つも、わずかに枠を外れた。そして後半45分、オーストラリアが右サイドから攻撃を仕掛けると中央へのラストパスに対し、DFアジズ・ベヒッチが戻りながら体をひねったシュートを決め決勝ゴール。ベヒッチの目の前には久保が戻ってくるもシュートをブロックできず、0-1の敗戦という悔しいゲームになった。
久保はゴールチャンスについて「めちゃくちゃ余裕があったので、あれは決めきらないとダメだなと。今日の結果を鑑みても。あれが決まっていれば、引き分けだったので、多分焦る必要もなくなって、あの失点のシーンも生まれなかったかなと個人的には思っているので、すごい責任を感じてますし、あそこまで余裕があったんだったら決めるべきだったかなと思っています」と、試合結果に与えた影響が大きいと悔しがっていた。
また、失点場面については「滑らなくても間に合うっていう判断で、滑れなかったのはちょっと後悔してるというか。実際、多分あのコースでなかったら防げたと思うんですけど。僕の足の速さを過信していたというか、本来だったら滑っとくべき場面だと思うんですけど、逆に僕が詰めたことで、あそこで振り抜かれたみたいな感覚もあって、もし詰めてなかったらトラップしてたんじゃないかみたいなことが映像を見返すとありますし。あとは正直入れ替わられたシーンでPKだと思って一瞬止まってしまった部分もあって、それも悔やまれます」と振り返った。
日本は今予選で初の敗戦になった。6月10日に大阪府の吹田スタジアムで迎える予選ラストゲームのインドネシア戦について、久保は「もう負けは、さすがに許されないと思うので。早い時間帯で点取らないと今日みたいなことになりかねないし、実際アウェーでもファーストチャンスは向こうにあったので、そういうところがないように、ホームでしっかり勝って終われたらいい」と、勝利での締めくくりを誓った。
(FOOTBALL ZONE編集部)