日本人DFの去就を「数か月以内に決める」 今季出場わずか6分…英名門の決断に現地注目

アーセナルの冨安健洋【写真:Getty Images】
アーセナルの冨安健洋【写真:Getty Images】

アーセナルは1年の契約延長オプションを持っている

 イングランド1部アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋は、2024-25シーズンのほとんどを負傷で棒に振った。2020年のFA杯優勝以降、タイトル獲得のないアーセナルは2025-26シーズンに向けてチームの再編を行う。アンドレア・ベルタ氏を新たなスポーツダイレクターに迎えたクラブで、冨安の立ち位置がどうなっていくのかを英メディア「Football London」が報じている。

【注目】プレミアリーグは「この10年で完全に変わった」 かつては“肉弾戦”も…名将たちが根付かせた戦術の最先端

 2025-26シーズンに向けて、アーセナルはスペイン1部レアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディ、ドイツ1部RBライプツィヒのスロベニア代表FWベンジャミン・シェシュコの獲得に向けて動いているとされる。

 新たな選手を加える一方で、現所属選手たちの去就も注目されている。特に2026年6月末で契約満了を迎える選手たちは、移籍金が発生するうちに放出する必要も出てくる。その一人が冨安だ。

 記事では、「2024-25シーズンは冨安健洋にとって、わずか1試合の出場に留まり、忘れたくなるようなシーズンだった。プレシーズン中の右膝の負傷から10月のサウサンプトン戦で復帰したが、この6分間での途中出場がシーズン最後の出場となった。その後も膝に問題が起こり続け、最終的には手術を受けた。冨安は年末まで実戦復帰できない見込みだが、できるだけ早くピッチに戻るために全力を尽くす構えだ。日本の守備の要は2024年3月に2026年までの契約にサインをしており、アーセナルは12か月の延長オプションを持っている。このオプションを行使するかどうか、アーセナルはこの数か月以内で決める必要がある」と、冨安の去就について伝えた。

 最終ラインのどのポジションでも高いレベルでこなせる冨安はミケル・アルテタ監督が絶大な信頼を寄せるDFだった。しかし、負傷が続いてプレーを見せられなかった2024-25シーズンを経て、再び信頼を取り戻せるか。ここからは冨安のキャリアにとっても重要な数か月になりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング