鈴木彩艶に王者ナポリが関心か

　イタリア1部パルマでの1年目を戦い抜いた日本代表GK鈴木彩艶に王者ナポリが関心を示しているようだ。イタリア「トゥットメルカート・ウェブ」が報じた。

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　鈴木は昨夏にベルギー1部シント＝トロイデンからパルマに完全移籍。日本人GKとして初めてセリエAに挑戦した。すぐにレギュラーに定着し、リーグ戦では出場停止の1試合を除く37試合に先発出場。抜群の反射神経でビッグセーブを連発し、パルマを残留へと導いた。

　そんな日本代表の守護神に今季のセリエAを制したナポリが関心を示しているようだ。これはイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が明かしたもので、ナポリを率いるアントニオ・コンテ監督はGKのハイレベルな競争を求めており、レギュラーのイタリア代表GKアレックス・メレトと争い、その代わりも務められる新たなGKを探しているという。

　以前はスペイン代表GKケパ・アリサバラガ（ボーンマス）への関心が伝えられていたが、ナポリの関心は今やパルマで実績を残した鈴木に向けられているという。記事によれば「交渉はまだ行われていないが、（ナポリの）経営陣は彼のプロフィールを気に入っている。今後注目の存在になるかもしれない」という。

　鈴木に関しては、過去にオファーを受けたマンチェスター・ユナイテッドが獲得に再び動くという話や、ヨーロッパリーグを制したチェルシーがリストアップしているという噂も報じられている。ベルギー、そしてイタリアで着実に評価を高める男の去就問題が今夏も注目を集めることになりそうだ。