マンU主将の大物MF、サウジ電撃移籍か 375億円の巨額オファー報道…猶予は「72時間」

ポルトガル代表ブルーノ・フェルナンデスを巡り、巨額提示で即断を迫る
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスに対して、サウジアラビアのアル・ヒラルが約375億円の超大型オファーを提示し、移籍交渉が本格化していると英紙「デイリー・メール」が報じている。
【注目】“ビッグ6”時代終焉の予感 名解説者が厳選、今こそ見るべきプレミアリーグのクラブ3選
同メディアによると、「木曜日の夜、フェルナンデスの代理人がリヤドのホテルでアル・ヒラル関係者と直接会談を行い、マンチェスター・ユナイテッドのキャプテンに対する巨額オファーについて協議した」と伝えており、交渉は深夜まで続いたという。
さらに「月曜日には、サウジ・プロリーグのクラブがフェルナンデスに最終的な『受け入れるか断るか』の提示を行い、このポルトガル代表スターに加入意思を決める72時間の猶予を与えたことが明らかになった」と、決断の期限を設けたと説明している。
アル・ヒラルは週給28万ポンド(約5250万円)を実質4倍に引き上げ、税引き後で70万ポンド(約1億3125万円)とするオファーを提示し、「ボーナスを含めて3年間で最大2億ポンド(約375億円)相当のパッケージを用意している」と、実現すれば今夏最大の大型移籍となりそうだ。
ブルーノの代理人ミゲル・ピーニョは、すでに「しばらく前からサウジのクラブと協議を続けてきた」とされており、今回の動きはその延長線上にあると見られる。「もし彼が同意すれば、クラブは年俸約6500万ポンド(約122億円)相当の契約書類を準備し、1億ポンド(約187億円)規模のオファーでユナイテッドに正式なアプローチを行う用意がある」とのサウジ側の姿勢を伝えている。
一方で、ユナイテッド側は「チームの最高の選手を売却したくないと改めて表明している」としているが、「水曜日のUEFAヨーロッパリーグ決勝でトッテナムに敗れたことでチャンピオンズリーグ収入1億ポンド(約187億円)を失い、クラブはさらに大きな財政的圧迫に直面している」といった背景もあるようだ。
「これは一度限りの機会であり、アル・ヒラルがクラブワールドカップに向けて選手を獲得したがっている」とサウジ側の情報筋が語っており、ブルーノの去就は今後72時間の中で重大な局面を迎える。
(FOOTBALL ZONE編集部)