ドルトムントの独代表FWが今季絶望か 昨夏加入も負傷の連鎖に苦しむ

3月のドイツ代表戦で左アキレス腱を痛めたシュールレ

 ドルトムントが昨夏獲得した目玉補強の一人だったドイツ代表FWアンドレ・シュールレが、左アキレス腱の故障で今季絶望となる可能性が高まっている。ドイツ紙「ビルト」が報じた。

 今季開幕前にヴォルフスブルクから3000万ユーロ(約36億円)の移籍金で獲得したシュールレは、3月26日に行われたドイツ代表のロシア・ワールドカップ欧州予選の敵地アゼルバイジャン戦(4-1)で2得点の活躍を見せたが、この試合以降、アキレス腱の痛みを訴えていた。シュールレは患部の改善を求めて、極秘裏にミュンヘン入り。ハンス=ウィルヘルム・ミュラー=ウォルハルト医師の診断を受けたという。

 シュールレは今季、負傷の連鎖に苦しんでいる。足首の打撲、膝の靭帯損傷、腹筋の違和感、肩の故障で戦線離脱を繰り返していたが、アキレス腱の痛みも発症してしまった。マンチェスター・ユナイテッドに放出したアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンの代役として活躍が期待されたものの、今季15試合2得点と期待通りのパフォーマンスを披露できていない。

 今季開幕前に有望な若手を買い漁ったドルトムントにとって、バイエルンから復帰したドイツ代表MFマリオ・ゲッツェとシュールレは、即戦力として期待された人材だった。だが、ゲッツェは代謝障害に苦しみ、今季は治療に充てることがすでに発表されている。ドルトムントは目玉補強コンビを、終盤戦で失う誤算に見舞われている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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