チェルシーGKの2人に絞られたターゲットのうち1人がパルマ鈴木彩艶だという

　イングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーは、来季に向けGKの補強を狙っているという。英メディア「TEAMtalk」では、2人に絞られたターゲットのうち1人がイタリア・セリエAのパルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶だとした。

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　レポートでは、情報筋からのものとしてチェルシーによる「ここ数シーズン、信頼できるGKを獲得できずにいるため、チェルシーは今夏を将来の安定に向けた基礎を築く絶好の機会とみている」という方針を報じた。

　そのうえで「夏の移籍市場を前にゴールキーパーの希望リストに2人の名前が載せられていることを確認した」とし、その対象が鈴木とバーンリーのGKジェームズ・トラフォードだとしている。

　そして、鈴木について「ヨーロッパで最も才能ある若手GKの1人として広く知られる日本代表選手」という評判をレポートしたうえで、「エンツォ・マレスカ監督のポゼッション重視、バックラインからの展開を基本とする哲学に多くの点で合致している。鋭い反射神経とプレッシャーの下での冷静さを兼ね備えている」と、チェルシーのプレーモデルと噛み合う部分を強調材料とした。

　鈴木は2023年夏に浦和レッズからベルギー1部シント＝トロイデンに移籍すると、1シーズンのプレーを経て、セリエBからの昇格組・パルマへ移籍し、開幕からレギュラーをつかみ奮闘している。今週末の最終節ではセリエA残留を懸けた大一番に臨む。

　その鈴木を獲得する場合については「セリエAで一連の圧倒的なパフォーマンスで注目を集めている。パルマは彼の獲得に高額を要求するだろう」という見通しも報じた。同リーグのマンチェスター・ユナイテッドからの関心も伝えられる鈴木だけに、今夏は欧州で日本代表GKを巡るマネーゲームが勃発するかもしれない。