FC東京が崖っぷち対決で3-0快勝 長友佑都が“アシスト”で貢献…横浜FMはリーグ3連敗

第15節の延期分が行われた
J1リーグは6月25日に第15節延期分を行い、日産スタジアムで横浜F・マリノスとFC東京が対戦した。ホームの横浜FMは最下位、アウェーのFC東京は17位と残留争いを抜け出すために両チームとも勝ち点3の欲しい一戦となった。直近2試合ノーゴールだったFC東京だが、この試合は3ゴールを挙げて3-0で勝利。勝ち点を23に伸ばして暫定16位に浮上している。
立ち上がりに攻め込んだのは、アウェーのFC東京だった。3日前に行われた前節のG大阪戦(0-2)からDF室屋成とMF高宇洋をのぞく先発9人を入れ替えた首都クラブは、13節の清水戦以来8試合ぶり先発となったFW仲川輝人、J1初先発のFW野澤零温、新加入のFW長倉幹樹、FW佐藤恵允がスピードのある攻撃を見せるが、横浜FMのゴールを割れない。
なかなか相手陣内にボールを運べない横浜FMも、前半24分にはFWヤン・マテウスがエリア外から左足でゴールを狙ったが、クロスバーを越えて得点ができない。同29分には左サイドからのクロスに2年連続J1得点王のFWアンデルソン・ロペスがヘッドで合わせたが、 GK野澤大志ブランドンにパンチングで枠外に弾き出された。その1分後にはFWエウベルもゴール前で決定機を迎えたが、シュートを決めきれない。
FC東京も前半36分に左の長倉のクロスに3列目からスペースを突いた高が合わせたが、ヘディングを枠に飛ばせずにチャンスを生かせない。結局、両チームともに決定力を欠く形で前半を0-0で終えた。
後半の立ち上がり2分には、横浜FMがチャンスを作るがヤン・マテウスの右からのクロスに合わせたアンデルソン・ロペスのヘッドは左へ外れる。すると後半6分、左サイドから攻め込んだFC東京は、ゴール前の密集の中から日本代表DF長友佑都が左足でシュートする。ボールがDFにあたってこぼれたところを野澤零が押し込み、FC東京が先制した。リーグ戦3試合ぶりのゴールを挙げたFC東京は、同24分にもDF室屋成の折り返しをゴール前で佐藤が合わせてリードを2点に広げた。
勢いづくFC東京は、後半39分にも長倉が公式戦2試合ぶり2点目となるゴールを決める。今季3勝にとどまっている横浜FMも、ホームでゴールを目指したが最後まで1点は遠く、このまま試合終了。FC東京は6試合ぶりの勝利を挙げたが、敗れた横浜FMは3連敗となっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)