ラスト1試合WEリーグが「めっちゃエキサイティング」 “一騎打ち”のV争いが「熱い」

三菱重工浦和レッズレディースの3連覇は事実上厳しくなった
日本女子サッカーのプロリーグ「WEリーグ」は、先週末に各地で第21節の試合が開催された。ラスト1試合となり優勝の可能性を残すのは3チームになったが、事実上は日テレ・東京ヴェルディベレーザとINAC神戸レオネッサによる一騎打ちの構図になった。
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第20節でINACとの直接対決に敗れるも得失点差で首位をキープしたベレーザは、大宮アルディージャVENTUSに先制を許す苦しい展開に。それでも後半28分にFW土方麻椰が同点PKを決めると、1分後にはFW氏原里穂菜が追撃弾を奪う意地の逆転劇を見せ、2-1の勝利を収めて勝ち点を48に伸ばし、名門がWEリーグ創設4シーズン目にして初優勝に前進した。
また、初年度女王のINACはマイナビ仙台レディースを相手にFW愛川陽菜の2得点などゴールラッシュを見せて6-0の圧勝劇。同じく勝ち点48として、得失点差も+27とベレーザまで4点差に迫った。
一方で3連覇を目指す三菱重工浦和レッズレディースはノジマステラ神奈川相模原を相手に2失点する苦しい展開に。MF櫻井まどかの2得点で追いつくも痛恨の引き分けに終わり勝ち点45にとどまった。3月末の監督交代から失速が否めない女王は勝負所で2試合連続勝利を逃し、最終節で勝利し上位2チームが敗れた場合に逆転の可能性を残すも、ベレーザとの得失点差の差は12もあるだけに事実上の脱落となった。
5月17日にはベレーザがジェフ千葉レディース、INACがノジマステラと対戦する。両者が勝利した場合も、INACが今節のような大量得点を奪った場合は得失点差による逆転劇が起こる可能性も秘める。
最終節まで優勝が決まらないシーズンにSNSのファンも反応。「めっちゃエキサイティングな展開だ」「熱い」「最後まで混戦」「得失点差が効いてくる展開になるとは」「次もINAC6点決めてくれ」とコメントが並んだ。