元Jクラブ指揮官がイラク代表を指揮へ…電撃就任を現地報道 指摘された“渡航禁止”

ベガルタ仙台で指揮経験もあるアーノルド氏が、イラク代表の監督就任へ
現役時代にサンフレッチェ広島でプレーし、引退後には監督としてJリーグのベガルタ仙台でも指揮を執った経験もあるグラハム・アーノルド氏が、次期イラク代表監督就任に近づいているようだ。UAE紙「Al Khaleej」が報じている。
オーストラリア代表FWだったアーノルド氏は、母国オーストラリア以外でもオランダ、ベルギー、日本でプレーした経験を持ち、現役引退後にはオーストラリア代表監督も務めている。昨年9月に北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選が始まったときもオーストラリア代表の指揮を執っていたが、1勝もできないまま辞任し、その後フリーとなっていた。
イラク代表は2022年11月から指揮を執っていたスペイン人のヘスス・カサス監督を3月に解任。現在3次予選グループBで3勝3分2敗で3位のイラクだが、記事によればイラクサッカー協会は「イラク代表の新監督を選ぶにあたり、何度かの会議を重ねた。国際経験を持つ複数の監督と議論した結果、オーストラリア人のグラハム・アーノルド氏を選出することを決めた。過去数年、彼の国で仕事をしてアジアのサッカーに精通していることが決め手となった」と、声明を出したという。
また、「正式な契約は、今後2日以内に結ばれることになる」という。ただし、オーストラリア政府はイラクへの渡航を禁じているため、契約を結べない可能性を指摘する記者もいるようだ。北中米W杯予選では、初戦のバーレーン戦(0-1)、2節のインドネシア戦(0-0)を引き分けて、オーストラリア代表監督を退いたアーノルド氏だが、イラクを率いて北中米W杯行きを再び目指すことになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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