プレミア王者で存在感…日本人が「なんて選手だ」 英メディア絶賛「数少ない輝く光」

リバプールの遠藤航、チェルシー戦で今季リーグ戦初先発も現地は高評価
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は現地時間5月4日に行われたプレミアリーグ第35節のチェルシー戦(1-3)で今季のリーグ戦で初の先発出場を果たした。チームは敗れたが、そのパフォーマンスはクラブOBやファンに感銘を与えるものだったようだ。
前節に5季ぶりのリーグ優勝を決めたリバプールはMFアレクシス・マック・アリスターやMFライアン・フラーフェンベルフなど中盤のレギュラー選手を温存。代わりに出番が限定的だった遠藤やMFカーティス・ジョーンズ、MFハーヴィー・エリオットらがスタメンに名を連ねた。チームは1-3で敗れたなか、遠藤は後半24分まで出場した。
リバプール専門メディア「Rousing the Kop」によれば、クラブOBのデイビッド・トンプソン氏はこの試合について「(アルネ・スロット)監督はスカッド何人かの選手を見たかったのだろう」と語ったうえで「遠藤は申し分ない出来だった。彼は数少ない輝く光の一つだった」と遠藤に言及。「彼は素早いパスでボールを回していた。他の選手はボールタッチがあまりに多かったが、彼は常にワンタッチ、ツータッチでつないでいた」と持ち前の守備だけでなく、球離れのいいパスなど組み立てでも攻撃でも存在感を示していた背番号3を称賛した。
さらに同メディアは「遠藤航のプレミアリーグ初先発のチェルシー戦を見てファンは納得」と特集。SNSでは「遠藤が静かに創造的な力を発揮している」「遠藤が素晴らしい。普段よりも高い位置で居場所を見つけている」「遠藤がエンソとラヴィアをいじめてる。なんて選手だ」と遠藤の攻守にわたる活躍にファンからも絶賛の声が上がっていたようだ。
限られた出番のなかで終盤の“クローザー”として評価を高め、ファンからのお気に入りの選手となった遠藤。今夏の移籍に関する噂も絶えないが、残り試合でどのように起用されるのか注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)