欧州日本人が半年で退団? 19億円で加入→序列低下で古巣復帰も「売り出される可能性」

レンヌでの序列低下に喘ぐ古橋亨梧(写真はセルティック在籍時代のもの)【写真:Getty Images】
レンヌでの序列低下に喘ぐ古橋亨梧(写真はセルティック在籍時代のもの)【写真:Getty Images】

レンヌFW古橋亨梧は苦境

 冬の移籍市場でスコットランド1部セルティックからフランス1部スタッド・レンヌに移籍した日本代表FW古橋亨梧だが、新天地では苦戦が続いている。スコットランドメディア「Daily Record」は、「元セルティックの英雄が最悪の事態に陥った」と、古橋の状況を報じている。

 セルティックのエースだった古橋だが、スタッド・レンヌではリーグ戦6試合、わずか120分の出場にとどまり、直近の2試合ではベンチ外となっている。スコットランドでは、元スウェーデン代表FWヘンリク・ラーション以来、最高の選手とも言われていた古橋だが、彼の加入を望んだホルヘ・サンパオリ監督が加入直前に解任されたことも、大きな影響を与えただろう。

 記事では「セルティックの英雄だったキョウゴは、レンヌで制御不能な屈辱に陥っている。1月に1000万ポンド(約19億円)でレンヌに加入してから、6試合に出場したが先発はわずか1試合に過ぎない。30歳は大きく序列を下げ、直近2試合はメンバー入りもできなかった」と古橋の状況を伝え、「さらにフランスでの報道では、冬の大型補強選手は単純に『選外』だったとしている。週給2万2500ポンド(約435万円)を得ているとされるストライカーは、夏の移籍市場で売り出される可能性があり、即座にセルティックへ復帰する憶測は避けられない」と、半年でのセルティック復帰の可能性も指摘した。

 現在、レンヌを率いるハビブ・ベイェ監督は「キョウゴは他のストライカーとは異なる特徴を持っている。機動力が高いため、点を合わせられないといけない。彼はコンビネーションで生きる選手で、彼が自信を持って関与できるように多くのことを取り組んでいる」と、チームに順応している途中だと説明しているという。

 スコットランドを席巻したストライカーが、フランスでも輝きを取り戻すか。それとも半年でクラブを去ることになるのか。シーズン終盤の動向がこの先のキャリアに大きく影響することになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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