海外記者が衝撃「まったくもって信じられない」 46戦33発…日本人が欧州で覚醒「生涯最高の状態」

セルティックの前田大然【写真:ロイター】
セルティックの前田大然【写真:ロイター】

セルティックFW前田大然に喝采

 スコットランド1部セルティックは、2024-25シーズンの国内3冠を目指している。そんなチームにあって、大車輪の活躍を見せているのが日本代表FW前田大然。その「センセーショナル」な活躍ぶりについて、現地の識者たちも驚きを禁じ得ないようだ。英メディア「Onefootball」が報じている。

 スコティッシュ・カップ準決勝のセント・ジョンストン戦で、前田は2ゴールを挙げる活躍を見せて5-0の勝利に貢献し、3アシストの日本代表MF旗手怜央とともに決勝進出の立役者となった。

 これまでも抜群のスピードを生かして攻守においてチームに不可欠な存在だった前田だが、今季は得点力が開花。この準決勝だけでなく、シーズンを通じて公式戦46試合で33得点を挙げて、冬の移籍市場でクラブを離れた日本代表FW古橋亨梧の穴を埋める活躍を見せている。

 その活躍ぶりについて記事では「生涯最高の状態」と記すとともに、シーズン40ゴールも達成可能だとしている。同時に識者も賞賛の言葉を惜しまない。アラン・ハットン氏は「まったくもって信じられない。フィニッシュの面で彼は一皮むけた。向上したと思うね。彼は常にスピードはあった。背後に走り、ハードワークを続けていた。そこにあのフィニッシュのバリエーションが加わったのだから信じがたいよ。数字が物語っている」と言い、「キョウゴが去った後に『イダの時代だ』と思ったが、前田がその役を担っている。数字を見てほしい。素晴らしい活躍ぶりだ」と絶賛した。

 ニール・レノン氏も「突出している。何より大きく成長した。フィニッシュだけではなくてね。彼の動きはずっと良かった。プレッシングも良かった。だが、足元の技術が向上した。細かいコントロールが良くなり、フィニッシュも良くなった。日本人トリオでは、キョウゴ、ハタテに次ぐ3番手だと思っていたが、今はトップと変わらない。大きく成長して、中心選手となって素晴らしいシーズンを過ごしている」と、評価した。

 カラム・デイビッドソン氏も「中央でプレーするようになって、セルティックを新たな次元に連れて行ってくれた。彼はボールを止めずに動かすんだ。だから、DFにとって寄せて、プレスをかけるのが難しい。彼は次のレベルに到達したんだ」と、成長に賛辞を惜しまなかった。

 誰もが認める活躍を見せている前田だが、欧州でのキャリアハイとなるゴール数を挙げている2024-25シーズンをどのように締めくくるか注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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