英名門が日本人獲得に本腰か 契約解除金は65億円…関心再燃と海外報道「代わりの候補者」

マンUがパルマGK鈴木彩艶に関心か
イタリア1部セリエAのパルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶は、イタリア移籍1年目にしてフル稼働のシーズンを送っているが、イングランドの名門が再び獲得に乗り出しているとスペイン紙「AS」が報じた。
鈴木は2023年夏に浦和レッズからベルギー1部シント=トロイデンに移籍すると、1シーズンのプレーを経てパルマへ移籍。そして開幕からレギュラーを掴み奮闘している。かつて元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンや元日本代表MF中田英寿がプレーしたことでも知られる名門は、今季はセリエBからの昇格組とあり残留争いの際どい戦いを続けているが、鈴木はシーズンの中でミスを指摘された序盤戦から改善が見られ評価を高めてきている。
その鈴木は浦和からの欧州移籍時に、イングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドからのオファーもあった。当時は出場機会を優先した鈴木だが、ユナイテッドの側も事情が変わっているという。同紙は「とっくの昔にオナナを信用しなくなっている。彼はミスにより職を失うことになり、代わりの候補者がすでに現れている」と、オナナの控えではなく正GKを交代させるための新戦力の獲得を目指しているとした。
そこで再燃しているのが鈴木の獲得のようだ。既にさまざまな調査を一度終えている日本代表GKについて「彼はセリエA史上初の日本人ゴールキーパーであり、ブッフォンの後任としてパルマに加入した」としたうえで、「自身が育ったチームである浦和レッズでのクラブ・ワールドカップ出場を辞退した」と、6月の特別移籍期間での浦和復帰話がすでに消えていることも報じた。
そして「彼の契約解除金は現在4000万ユーロ(約65億円)だが、パルマはこの10年間で最も将来が期待されるゴールキーパーの一人を引き留めるのが難しいことをすでに承知している」として、今夏のビッグクラブ行きを想定しているとも報じた。鈴木は浦和時代から目標と語っていたプレミアリーグへのステップアップを果たすことになるのか。パルマを残留に導く活躍に加え、去就も注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)