4失点完敗のドルトムント監督、王者バイエルンに白旗 「この結果以外の結末なら驚き」

敵地で1-4と敗れたトゥヘル監督が、バイエルンの強さを認める

 ブンデスリーガ第28節の注目カード、バイエルン・ミュンヘン対ドルトムントが8日に行われ、バイエルンが4-1で圧勝した。日本代表MF香川真司ら多くの主力を欠いたドルトムントのトーマス・トゥヘル監督は、「この支配力、点差以外の結果なら驚き」と完敗を認めている。衛星放送「スカイ・ドイツ」で語ったもの。

「デア・クラシカー」と呼ばれる伝統の一戦は、ワンサイドゲームとなった。前半4分、バイエルンはDFラームの折り返しをMFリベリーが右足で豪快に蹴り込んで先制。さらに同10分には、FWレバンドフスキが直接FKを蹴り込んだ。

 2点をリードされたドルトムントは、筋肉系の問題を抱えた香川の代わりに攻撃的MFとして先発したMFゲレイロが、同20分に強烈なミドルシュートを叩き込んで1点を返した。だが、後半4分にはFWロッベンの強烈な一撃で、同23分にはレバンドフスキにこの日2点目となるPKを決められ、1-4と大敗した。

 前節ハンブルガーSV戦で1得点1アシストと絶好調だった香川のみならず、ヴァイグル、ゲッツェ、ロイス、シュールレ、ダルム、ピスチェクを欠いたトゥヘル監督は、敵地アリアンツ・アレーナでの悲劇を前に完全に白旗を上げていた。

「(バイエルンによる)この支配力、この結果以外の結末になったとするなら、それが私には驚きだ。バイエルンは現在、世界で最も高いレベルを見せつけている。この試合はレアル・マドリードやバルセロナのアウェーゲームのようなものだ」

 

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