磐田の俊輔がゴール演出も初の古巣対決は1-2敗戦 横浜FMの“新10番”齋藤が2アシスト

横浜FMが4試合ぶり勝利 中村俊にはブーイングも浴びせられる

 元日本代表MF中村俊輔にとって初の古巣対決として注目される横浜F・マリノス対ジュビロ磐田の一戦が8日、日産スタジアムで行われた。磐田の中村俊が得意のセットプレーで同点ゴールを演出したが、背番号10を受け継いだ齋藤学が2アシストの活躍を見せ、横浜FMが2-1で競り勝った。

 ともに勝点7で並ぶ両者の対戦。注目はやはり、今季横浜FMから磐田に移籍した中村俊で、サックスブルーのユニフォームに身を包んだ背番号10は4-2-3-1システムの右サイドハーフとして先発した。

 その中村俊のキックオフで始まった試合は、静かな立ち上がりとなった。前半10分に中村俊が流れのなかでこの試合最初のボールタッチから縦パスを入れたシーンでは、横浜FMサポーターが陣取るゴール裏から猛烈なブーイングが浴びせられた。その後もこのレフティーにボールが渡るたびに、容赦ないブーイングが鳴り響く。

 そうしたなかで均衡が破れたのは同26分。中村俊からナンバー10とキャプテンマークを引き継いだ横浜FMの日本代表MF齋藤学が左サイドでボールを持つと、得意のカットインから右足に持ち替え対峙する中村俊を抜き切る前に中央へクロス。これをゴール前に飛び込んだMFマルティノスがヘディングシュートで決めた。

 先制された磐田だったが、同34分に中村俊の左足から同点ゴールが生まれる。左CKからのクロスは一度相手にクリアされるも、DF大井健太郎が蹴り込みネットを揺らした。

 

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