ミラン10番本田との明暗クッキリ 実力者コンビに欧州トップクラブへの栄転話が急浮上

右ウイングで6得点7アシストと活躍のスソ、アトレチコ移籍の可能性が高まる

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、今季先発わずか1試合で出場時間96分とヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の下で事実上の戦力外となっている。日本代表でもロシア・ワールドカップアジア最終2試合連続先発落ちとなり、代表とチームでベンチ要員というキャリアの苦境に直面する。そんななか、ミランで本田をベンチに追いやっている実力者コンビに欧州トップクラブへの栄転話が急浮上し、背番号10と明暗がクッキリと分かれてしまった。

「僕はミランと契約がある。だけど、故郷に戻ることは特別だ。否定はできないよ」とスペインラジオ局「ラジオ・マルカ」で語ったのは元U-21スペイン代表MFスソ。今季はモンテッラ監督の信頼を勝ち取り、右ウイングで固定されて6得点7アシストと活躍している。昨季からリーグ通算1得点3アシストの本田は、華麗なドリブル突破や正確なクロス、局面打開力、創造性において、スソに大きく遅れを取っている。

 現在故障離脱中のスソにはアトレチコ・マドリード移籍の可能性が浮上しているが、スソはリーガ移籍の可能性を否定しなかった。欧州で競争力を失ったセリエAで3年連続欧州カップ戦出場権を逃しているミランから、昨季UEFAチャンピオンズリーグ準優勝のアトレチコに栄転する可能性が高まっている。

 一方、1月の移籍市場でエバートンから期限付き移籍で加入したFWジェラール・デウロフェウもウインガーとして躍動。9試合で1得点3アシストの活躍でスペイン代表復帰も果たした。バルセロナの下部組織出身のウインガーは今季終了後にカタルーニャの名門に買い戻される可能性が浮上している。

 

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